相互理解でギャップを埋める
自分が他人に感じさせている(感じさせてしまっている)自分のイメージと自己イメージとのギャップがあることがしばしばあると思います。 私の場合で言えば「分析思考」x「内省」的に感情が表に出づらい(ノリが悪いとも言う(^_^;))ので、いつも淡々としていると言われがちです。 そしてそれに加えて「適応性」的に何があってもひとまず止まることなく対応できてしまうので、どんな時でも“緊張しない人”的に見られてしまうことが多いです。 でも実際には当然感情もあるし(笑)、むしろ緊張しいだったりします。 とは言え上で書いたようなケースに関しては実害がないことが多いし、むしろメリットを享受している面もなくはないです。 どれだけ緊張していてもそうは見られないとわかっていれば、それだけで緊張が解ける感じもしますし。 一方で、自分が他者に見せている姿と自分自身の思いとがずれていると、やはりそこには他者とのすれ違いが起こりがちです。 例えば影響力資質が比較的上位にある人、特に「指令性」x「活発性」のような人は他者に対する物言いが比較的率直なことが多いです。 そして、これはまず間違いなく当てはまることとして、他者に対する自分の振る舞いはそのまま裏返して他者に対して自分への振る舞いとして許していることになります。 すなわち、他者に対する物言いが率直な人は、自分に対しても率直に物を言うことを許している人でもあるということです。 いやもっと言えば、自分に対して言いたいことがあれば率直に言って欲しいと思っているでしょう。 でも多くの場合他者との間でそのポイントでのずれが生じていることが多いのです。 それはなぜかと言えば、世の中にはあまり率直に物を言うことを好まない人もいるからです。 例えば私が上位に持つ「調和性」が上位にあると顕著にそうなりがちだったりします。 相手と対立することを避けたいので、ついつい相手に配慮するあまり婉曲な表現をしてしまいがちです。 当然こういう部分はその裏返しで相手にも求めてしまうわけなので、無意識に相手にも自分に配慮した発言を求めてしまいます。 そういうところが結果的に率直な物言いに対してはちょっと気持ちが引けたような感じにさせてしまうことがあります。 言い方を変えると、相手の言葉に必要以上の“強さ”を感じてしまい、こちらが何か言うとすぐに反論されてしまうのではないかとの、ある種の怖さを感じさせてしまうのです。 すなわちますます率直さが失われていくのです。 そして結局のところ率直な物言いが出来る人から言えば、そのあり方ゆえに自分が望む相手の態度を得られないという矛盾が生じてしまいます。 内面的にはどんなことでも率直に言って欲しいと思いつつも相手にはそう思わせてはいないかもしれないということです。 このすれ違いを防ぐには単純に相互理解が必要です。 上述したようなメカニズムでお互い無意識でいながら無用なすれ違いが起こってしまっていることを理解することが必要です。 その上でお互いに歩み寄ることです。 物言いが率直な側からしたら何か言いたいことがあれば率直に言って欲しい旨を繰り返し伝えること。 そして、率直に言ってもらえたことに感謝すること。 さらには、言われて“納得したこと”に対しては実際の言動で応答することが大事です。 逆の立場から言えば、自分の物言いが相手に対してはまどろっこしく感じられることもあることを自覚しつつ、可能な限り率直なコミュニケーションを心がけていくことだと思います。 そうすることで自分が懸念していたこと(相手と対立すること)はほぼほぼ起こらないことに気づけるでしょう。 これまでも繰り返し書いてきましたが、誰しも自分が大切にしていることは他の人も当然同じように大切にしているものだと思い込みがちです。 でも現実はまったく違うわけです。 だからこそそれを前提として、お互い大切にしているものが異なることを前提として、お互い歩み寄ることが大切なのです。
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