何とか自分を変えたい、変わりたいと願いつつも叶わず悶々とする人も多いのではないでしょうか。
人はいつからでも変われると言うけれど、本当だろうか…と。
こういう方は、“変わる”ということを勘違いされているのかもしれません。
違う自分にはなれない
多くの方は、自分とは違う人、すなわち自分にないものを持っている、もっと言えば自分がダメなところ、できないところをいとも簡単にやってのける人にあこがれ、そんな人になりたい、こう変わりたいと願っていると思います。
でも、その願いは叶うのでしょうか?
いや、叶える必要はあるのでしょうか?
かつての私も例に漏れずそうでした。
ストレングスファインダー®の資質
「調和性」をコアに持つ私は、どうしても自己主張が薄くなりがちです。
ついつい周りに合わせてしまう自分、優柔不断な自分に、ある意味嫌気がさしていました。
だから、はっきりとした物言いで、しっかりとした自己主張ができる人を、(なんだかなぁ~と思いつつも(笑))「自分もこんな風になれたらなぁ。」と憧れていました。
でも、その願いはついぞ叶うことはありませんでした。
それでも、ストレングスファインダー®をしっかり勉強してからは、その思いは薄れていきました。
「調和性」こそ、自分の特徴的な資質であるからこそ、それが自分の強みなのだと認識できるようになったからです。
結局は、自分で自分のどの部分を見るかの違いなのだと思います。
出来ない自分を見るのか、出来ている自分を見るのか。
ストレングスファインダー®を自己肯定するために使う

ポジティブ心理学に基づく
ストレングスファインダー®は、人それぞれの特徴を強み目線で理解するためのツールです。
自分のあたり前が、実は自分の強みなんだと気づけるツールです。
それにより得られるものは、自己肯定感です。
自分のことを否定していては、きっと何もいいことは起こりません。
違う自分になろうといくら願ったところで、その願いが叶うことはないのです。
結局、
“変わる”ということは、違う自分になることを意味するのではなく、それまで受け入れられなかった自分を受け入れ、好きになるということを差すのだと思います。
もちろん、自分のダメなところは、“それなりに”努力して克服していけばいいし、違う他人に憧れることを全否定する必要も無いと思います。
今の自分を受け入れるとは、きっとそういうところもひっくるめて全てを受け入れるということだと思うのです。
その意味で、
ストレングスファインダー®は、自分を変えるための最適なツールだと思います。
文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄