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無意識の期待を自覚する

コーチングが機能しない場合の一つは、相手に対して無意識に抱いている期待を自覚できていないこと。

無意識の期待を自覚する


特に、上司、部下の関係になると余計そうなりがち。

自分の身を振り返っても。

特にビジネスの場面においては、部下に自発的に考え動いてもらうためにコーチングは有効だと思います。

一方、ビジネスの場だからこそ起こりがちなのは、相手に自発的に考えてもらった上での結論が、自分の持つ答えと一致していることを無自覚に求めてしまっていること。

こういう場合でコーチングがどうなるかと言うと、いわゆる“誘導”になってしまいがちです。

すなわち自分が求める答えを誘導するためだけの質問をしてしまう。

これって、そうやって関わられた側は敏感に感じ取るんですよね。

「誘導されてるなぁ」

って。

「こうあって欲しい」「こうして欲しい」との期待値を持たないようにするのは無理。

できることがあるとすれば、そういう期待値を持ってしまっている自分を否定せずにただ観察し、

「あ、今自分の期待値通りに持っていきたくて誘導しようとしているなぁ」

と気づくこと


そしてこういうのは日常の場面でも応用できます。

誰かの言動が自分にとって気持ち良くないものだったとき、その多くの場合そこに自分の無意識の相手に対する期待があるはずです。

そういう時に

「自分は相手にこうあって欲しいと勝手に期待しているんだなぁ」

「でも、相手はその人なりに大切にしているものがあってそうしているんだよなぁ」

こんな会話を自分の中で出来るようになると、過度に相手に自分の期待値を押しつけずイライラも緩和されると思います。

なんだか最近頭の中ではこういう会話ばかりしている感じです。

自分の場合は「調和性」が上位であることもあり、いろいろと過剰なくらい周囲の人に配慮しようとします。

だからそれを期待値として他の人にも求めてしまう。

期待が過剰なんだよなぁ…(^_^;)

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