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ストレングスファインダーの資質の成熟した使い方

先日は、ストレングスコーチのオンライントレーニングでした。

その中で起こったことに対し、ずーっと考え続けていてようやく答えが見えてきたので、今回はそれを書いてみます。

ストレングスファインダーの資質の成熟した使い方


今回のトレーニングでは、資質の組み合わせのプロファイリングのトレーニングもありました。

その中で「適応性」「調和性」「責任感」と、まさに私が上位に持つ資質の組み合わせも扱われました。

そこでは当然私がいじられる訳です(笑)。

で、その中で上記組み合わせを持つ人の特徴として“決めてもらった方が動きやすい”というのが出てきました。

で、それに対しある方がチャットで

「それはマネジャーとしてマチュアとは言えないのでは?」

とのニュアンスのコメントをされました。

マチュアとは、“成熟している”状態を指します。

すなわち、

「資質の使い方としては未成熟な状態なのでは?」

という指摘ですね。

その指摘に対し、私は何とも言えない違和感を感じました。

あ、予め言っておきますが、上記コメントの真の意図はわかりません。

なので、ここから先は上記指摘への反論という意味ではなく、あくまで自分に起こったことを整理しつつ、自分なりに考える資質使いが成熟している状態について書いていきます。

まず最初に上記コメントを読んで正直むっとしました(笑)。

ただそれは、

「ただ特徴的にはそうだと言ってるだけなのに…」

と反論したくなったところで、「責任感」「自我」あたりが反応しただけでそこが本質ではありません。

自分に向けられた言葉なのかすらわからないのに困ったものです…(^_^;)

で、ここでの本質は、資質使いが成熟した状態とはどんな状態なのかということです。

私が上記コメントに違和感を感じたのは、その資質の組み合わせの特徴そのものを「成熟していない」という一言で片付けられたように“感じてしまった”からです。

繰り返し言っておきますが、コメントされた方の真意はここではわかりませんので“私が”そう感じたということです。

私が感じたのは、“決めてもらった方がやりやすい”という“特徴”に対し、「未成熟だ!」と片付けられてしまうと「ではどうすれば?」になってしまうということです。

もちろん、たしかにマネジャーとして見るならば、常に周りに決めてもらうなんてことはあり得ないですね。

だからここで

「自分はこんな資質なんで決められません!」

というのは単なる言い訳であり、それこそ未成熟だと思います。

一方で、特徴としての“決めてもらった方がやりやすい”そのものを未成熟と指摘されるのは違うと思うのです。

わかりづらいですよね?

要は何が言いたいかというと、その単なる特徴を未成熟と表現されるのであれば、成熟した状態はその反対をやりなさいということになってしまいます。

すなわち、ここでは常に自分で決めることが成熟した状態であるという解釈にもつながりかねません。

でもそれって上位資質ゆえの弱みを克服しろと言われているに等しいのです。

極端な言い方で言い換えると、自分の弱みを消せと言われているに等しいと思うのです。

で、私は絶対にその考え方をしないし、言わないのですが、それは何故か?

強みと弱みは表裏一体のものであり、裏側の弱みを無くしてしまうということは、その反対側の強みすら無くしてしまうということを意味すると思っているからです。

だから私は、弱みは克服するものではなく“対処するもの”であると言っています。

ここでの対処とは、自分の良くない傾向を自覚しつつ、その傾向が悪い結果をもたらさないように振る舞っていくことを指しています。

ということで、私の考える資質使いが成熟している状態とは次のようなことを指します。

自分の上位資質ゆえの特徴、すなわち強み、弱みを理解し十分自覚していること。

ここぞというときに自分の強みを意識的に存分に発揮できること。

自分の特徴ゆえの傾向が良い結果をもたらさない状況では、その状況に陥らないよう対処できること。

そしてここも大事だと思っているのですが、上記に対し“完璧を求め過ぎない”ということです。

人間は機械ではないので、常に完璧に振る舞うことなどできっこありません。

だからこそ、完璧でない自分を受け入れておく必要があると思うのです。

そしてそれがどこにつながるかと言えば、完璧ではない他者をも受け入れられるということです。

うん、そこがやっぱり一番大きな違和感を感じた部分かなぁ。

何だか、ただただ否定されたように感じてしまったんですよね。

自分から見たら否定したくなる相手の特徴も、別の角度から見たらその人なりの強みになります。

そこに光を当てつつ、その裏側の陰の部分をどう扱うかが大事だし、ストレングスコーチとして肝に銘じておきたいところです。

最後にまたしつこく繰り返しておきますが(調和性が言わせる)、コメントされた方の意図がそこにあったと言いたい訳ではなく、あくまで自分に起こったこと(勝手な反応)を辿りながら、自分の思う“成熟さ”とは何かについて書きました。

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