相互理解は自己開示から
そのうちのお一人は影響力資質全般が高め。 影響力の資質は、その多くが比較的上位には位置しにくい資質だけに、当然ながら影響力全般が高めな人は数が少ないです。 つまり影響力資質全般が高い人は、全体からみたら圧倒的少数派となり、単純にそれだけで理解され難い存在となりやすいのです。 それに加えて影響力資質全般が高い人は、基本的に表現が率直かつ端的なので、他の人からすると読み取れる情報が少なく、余計に理解されにくくなるという悪循環に陥ることも考えられます。 だからこそ、影響力資質全般が高めの人からすると、自ら自己開示して自分のことを理解してもらうことが有効だと思うのです。 もちろん本来は相互理解が目的なので、相互に自己開示していくのが望ましいのは当たり前です。 しかしながら、どちらの方が心理的に自己開示し易いかと言えばやはり影響力資質高めの人の方だと思うのです。 なので、私の場合は影響力資質高めの人に対しては積極的に自己開示をし、自分が何を大切にし、何を必要としているのかを、周囲の人に繰り返し伝えていくことをお勧めしています。 特に、「活発性」x「指令性」上位の人だと、言いたいことがあれば率直に言って欲しいと思っているはずなので、「何でも率直に言って欲しい」ということを繰り返し伝えていくことが大事です。 ここで繰り返し…と書いているのは、そうしないとなかなか理解してはもらえないからです。 なぜならば、物言いが率直な人は、そうでない人からするとある種の威圧感を感じさせてしまうからです。 特に、影響力高めで人間関係構築力低めだったりすると、感情が表に出ないだけに余計そう感じさせがちです。 だからこそ、繰り返ししつこく伝えていき少しずつ相手に“慣れてもらう”ことが大事だと思うのです。 そしてひとたび周囲の人たちが影響力高めの人に対し率直(寄り)なコミュニケーションを取れるようになると、意思疎通のスピードが段違いに高まります。 特に「活発性」上位の人にとってはスピード感が重要なので、結果的に影響力資質全般が高い人にとっては快適な環境が手に入り、パフォーマンスが上がります。 そして同時にタイプの全く異なる周囲の人も、それまではひょっとしてネガティブな印象を持っていたかもしれない人とのコミュニケーションがうまく取れるようになり、ストレスが減ります。 それどころか推進力のある影響力系の方を頼もしく思い、リスペクトする気持ちも湧いてくるでしょう。 こんなふうにお互いのすれ違いのメカニズムを読み解き、そこに的確なアドバイスをしていけば、チーム力は格段に上がると思っています。 大規模な研修ではなかなかそこまでは至らないのも事実なので、もっと小さな単位のチームに対しコンサルティングしていくのがいいのかなぁとも思ったりしています。 今日の記事を書きながら、具体的にそういうサービスを構築してみようかなぁと思いました。
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