ストレングスファインダーの資質が暴れ出すとき
簡単に言えば、自己基盤とはその人のあり方としての土台のようなもの。 その土台に乗っかる形でその人の特徴的な思考パターン、すなわち資質がその人なりの特徴的な振る舞いの傾向を生み出します。 その前提において、自己基盤が整っている状態と、そうでない状態で何が違うかと言えば資質の暴れ具合です。 そう、自己基盤が整っていないと資質が暴れ出すのです。 よくわからないですよね? もっとわかりやすく言えば、資質が弱み使いになってしまいやすいということです。 たとえば、私の昔話をすると、私がストレングスコーチに成り立ての頃、今回講師としてお呼びした近藤真樹コーチに叱られたことがありました。 もうご本人は覚えていないかもだけど…。 それはたしか、コーチ仲間で資質の勉強をやっていたときだったと思います。 私の「分析思考」、「責任感」そして「自我」が暴れだし、自分の主張の正しさを証明することに強いこだわりが出てしまっていたように思います。 何かを“ムキになって”説明しようとしてしまったていたのです。 それを後から諫められた記憶があります。 今振り返ると、その当時の私は、今よりもっともっと自己基盤が脆弱であり、そうやって資質が暴れ出しても為す術もなく、その状態にただただ振り回されていました。 そこからさらに振り返ると、前職の会社員時代にも同じような場面が数多くあったことにも気づきました。 結局、この出来事が自分を整えていくことの大切さに気づく契機になったのだと思います。 自己基盤を整える方向性は、人それぞれに様々あると思います。 私の場合は、根本的なところでの自己肯定感の低さが課題としてありました。 自分で自分を認め、受け入れていないので、周りからの承認、賞賛を過度に求めてしまう。 その結果、何かを誇示することで自分のことを認めさせようとしてしまう。 私の場合で言えば、自分が常に正しいことを証明し、誇示しようとしていたのです。 それがその当時の自分に起こっていたこと。 そして、そこから自分が取り組んできたことの一つが自分のダメさをさらけ出すことでした。 「自己肯定感が低いと言っているのに何でそういうことをするのか?」 と疑問に思われた方もいるかもしれませんね。 本当の意味での自己肯定とは、自分のありのままを全肯定することです。 つまり、出来ない自分もダメダメな自分も、すべてをひっくるめて受け入れ認めること。 そのためには、今まで怖くて出来なかったダメな自分をさらけ出すのが手っ取り早くて効果的なのです。 それをやることでわかるのは、自分のダメな自分をさらけ出したところで周りから存在を否定されることなどないということ。 そして、そういうことに取り組んでいくと、たとえうまくいかなくとも、たとえ失敗したとしても、それを取り繕い挽回しようとする必要がなくなります。 その結果、それまでものすごく心が乱れていた場面での心の振れ幅がぐっと小さくなります。 すなわち心が揺れず安定します。 そういう状態が自己基盤が整っている一つの姿だと思います。 自己基盤が整っている状態とは、コンクリートで固めたかのように土台がガチガチになっている状態を指すのではありません。 たとえて言えば、高級ベッドのようにスプリングがしっかり効いたマットレスのような状態。 かえってわかりにくいかな?(笑) 比喩表現は苦手です…(^_^;) ま、何が言いたいかといえば、自己基盤は揺れてもいいし揺れるのが当たり前なのです。 揺れてもいいけど復元力が高く、柔軟性がある状態が望ましいのだと私は思っています。 マットレスで言えばポンポンはねるでもなく、沈み込んで戻らないのでもなく、しっとりと沈み込みそして静かにゆっくりと元に戻る感じ。 自己基盤を整える方向性や方法は多種多様です。 資質が暴れているのを感じたら、コーチと共に自己基盤を整えることを考えてみてください。 かくいう私もまだまだ自己基盤は脆弱なままです。 相変わらず自分を否定されたように感じると相手を論破したい衝動に駆られます。 それを何とか頑張って表に出さないように出来ているのはちょっぴり成長したところかなぁ。 でも直近で言えば未だワークショップ前後の精神が病んだ状態(笑)を引きずっていて、感情が乱高下しています。 これもまた一つの契機になるのかもしれないなぁ。
ストレングスファインダー®で自分の“トリセツ”を作りませんか?
(サンプルは、下の画像をクリックしてください)。
口頭でのプロファイリング(資質の組み合わせの読み込み)も提供しています。
詳細、お申し込みは、こちら から。
無料メルマガ「才能を活かして自分らしく楽に生きる方法」
思考を緩め、人間関係を改善し、自分らしく楽に生きる方法を、ほぼ毎日お届けしています。
メルマガ読者限定の特典も提供しています!