自己責任の意味するところ
以前のこの記事で自分にネガティブな反応が出た際に、その後の言動を自己責任で選択するということが必要だと書きました。
この“自己責任”というのが一つのカギなのですが、どういう意味かと言うと、簡単に言えば
“自分の言動によって引き起こされる結果に対し責任を負うこと”
となります。
ま、ごく当たり前の定義ですよね。
そして、これを選択という概念と紐付けるとこうなります。
“自分の持つ選択肢のうちどれを選んだとしても、それによって引き起こされる結果に対して責任を負う”
そう、何を選び、どういう言動を取ったとしても、それが自分で選んだことであればそこには責任が伴います。
でも、そう言ってしまうと、なんだかしんどい感じもありますよね。
間違いなくその通りなのだけれど…。
なので私はこう言い換えています。
“引き起こされる結果に対し自分で責任を負う前提であればどんなことでも自分で選んでいい”
つまり、自己責任というのは前提であり、その前提の下に“自分で選択できる”ということが大事なんですよね。
自分の反応のまま言動が生じている時ってそもそも選択している意識はないはずだし、それ故そこには自己責任の前提もありません。
だから、反応のままの言動によって生じる相手の反応に対し、さらに反応的になってしまい、ネガティブなスパイラルに陥ってしまいがちです。
自己責任での選択という行為は、自分の言動により引き起こされるであろう結果の予測を伴います。
でないと選べませんよね。
結果を予測した上で敢えてそれを選んだのであれば、その予測通りの結果が起こればそれは受け入れるしかありません。
そうなることを覚悟した上でそれを選んでいる訳なのだから。
そして、覚悟して選んだ上での結果であれば、それがどんな結果であっても後悔は少ないと思います。
ま、この記事で書いたように私の場合ここで書いたことを意識したとしても後悔してしまうことも多いのですが…(^_^;)。
それでも、“自己責任”と“選択”の概念を意識し始めてから何というか、だいぶ生きやすくはなりました。