例によって私なりの回答です。
責めてしまうことを責めない
いつも楽しく拝見させていただいております。
ありがとうございます。
知識さんがお話しする資質が、私の資質に当てはまる事が多く、大変参考にさせていただいております。
私は、①調和性②適応性③責任感④自我⑤公平性です。
7日のメルマガにて、 。
「責任感」とか「自我」で、誰かの言動に対して“反応”してしまうことが多くあります。
例えば、私には自分なりの(勝手な)こだわりがあり、他者がそのこだわりを理解してくれていないと思うとやたらとこだわって主張してしまったり。
特に自分が正しいと思う主張を他の人に反論されると、ムキになって言い返したり…。
と書いてありましたが、私の場合、仕事上で先輩が言っている事を私でも出来る事の場合、それは直接的な私の仕事ではないけれど、でも、しなければならないと考え、先輩に良い顔している自分に時々疲れてしまいます。
そして更にクセが悪いのが、それを後輩にも求めてしまっているような気がします。
何で先輩が言っている事をしないの?と。
そこから、私の後輩への指導が出来ていないんだと思い…先輩から後輩の不足部分等を言われると、更に私の指導不足…どうしたら伝わるのか?とひどく考え込む事はありませんが、考えてしまいます。
これは、私の資質からあり得る行動、考えなのですか?そして仲の良い同僚からは、「あなたはいつも自分を正当化する」と言われます…しかし、これは自覚がなく、言われて初めて気付き、そして受け入れられていない自分がいます。
正当化という言葉に反応しているのかもしれませんが、まだ自分の事がよくわかりません(^^;
今回は、知識さんが書かれていた事があまりに自分に当てはまったので、質問にはならないかもしれませんが、返信させていただきました。
長々と申し訳ありません。
このような返信でも良いのかが分かりませんが、何か助言等あればありがたく思います。
掲載は可能です。
匿名で(笑)よろしくお願い致します。
ありがとうございます。
たしかに私と良く似た資質をお持ちですね…(笑)
ここから先は、出来るだけ客観的にいきたいと思いましたが、むしろ自分を投影させた方が伝わるかもしれませんね。
なので私だとしたら…で、お答えしてみたいと思います。
まず“私の”「責任感」は、いろんなことを“過剰に”自分の責任に引き寄せがちです。
まさに今日もあったのですが、例えば誰かが自分よりも深く配慮をしコトを進めようとしている時に(相対的に自分自身はそこまで深く配慮をしていない時に)、
「あー、自分の方が配慮すべきだったなぁ」
と勝手に自分を責めてしまう傾向があります。
これは「責任感」単体というよりも「自我」との合わせ技なのかもしれません。
“自分が自分の責任を果たせないでいると周りから認めてもらえない”という感覚なのかな?!
もっと言うと、どんなことに対しても“きちんと”対応できる自分として認めて欲しいとの感覚なのかもしれません。
「最上志向」も上位の私は、余計にこの感覚が強いのだと思います。
こう考えると、本来そこまで自分で引き寄せる必要のないことをついつい自分の責任として引き寄せてしまうのは説明がつくんですよね。
そしてもう一つ“自分を正当化しがち”というのも私の場合同じ根っこで説明出来ます。
きちんと出来る自分として認めて欲しいという無意識の欲求が、きちんと出来ていない自分を受け入れ難くしてしまい、結果的に無意識に自分を正当化するような言動を発してしまいがちという図式で説明出来ます。
そして、無意識レベルで自分に対し責任を引き寄せ過ぎていると、その自分で他者を評価してしまう、すなわち同じことを他者にも求めてしまいがちです。
まさに昔の私はそのまんまコレでした。
そしてもちろん未だにそういう感覚そのものは消えてなくなったりはしていません。
でも昔と今で大きく違うのは、そういう自分を客観視出来ていることです。
なので、上で書いたような反応が出てしまう場面では、こんな言葉を自分に投げかけるようにしています。
「あー、また勝手に自分の責任に引き寄せて自分を責めようとしてるでしょー。
それって要らないんじゃない?」
とか
「そうだよねー、ついつい正当化したくなるよねー。
でも誰だって失敗することあるしさぁ。
ここは言い訳抜きにして素直に謝った方がいいんじゃない?むしろその方がかっこよくない??(笑)」みたいに。
この時のコツは、そういう自分にとって良くない反応が起こった際にそれ自体を責めないということです。
そんな自分を否定せず、「そうだよねー」と受け入れ、それでも反応のままの言動で他者への悪影響が出ないように自分の言動をマネジメントする。
これがストレングスファインダー®による自己理解からより良い方向に自分をマネジメントするコツなのです。
そして、これってどんな資質でも同じことだと思います。
今回は思い切り自分自身を投影しての解説となりましたが、少しでも参考となれば嬉しいです。