無意識でいると自分の資質からくる振る舞いはmustになる
資質というのは、自分の“ニーズ”を反映している部分もあると思います。 ここで言うニーズとは、自分が無意識に満たそうとしてしまうものを指します。 上の「調和性」で言えば、私の持つニーズの一つは、聞き分けがよく周りに配慮ができる人として認められたいというものです。 そして、この種のニーズは、自分が周りからどう見られている存在であると価値があるかとの思い込みとつながっています。 自分がこの思い込みに気づいていないと、すなわち無意識にこれが正しいと思い込んでしまっていると、そういう自分として振る舞うのがあたり前であり、mustになってしまいます。その思い込みは、正しいだろうか?
自分の無意識の振る舞いの一部が、自分のニーズ、そしてその背後にある思い込みから来ていることに気づけると、こういう疑問を自分に投げかけることができるようになります。 「それって、本当だろうか?」 例えば、“聞き分けが良く、周りに配慮できる自分でないと自分の存在を周りから認めてもらえない“。 こういう思い込みは、本当にそうだろうかということです。 多くの場合、この種の思い込みは、真実を表してはいません。 それは、自分とはまったく異なる振る舞いをする人が、この世で立派に存在し続けていることからも明らかです。 もっと言えば、自分自身もそういう人を見て「自分もこうなりたいなぁ。」とすら思っているのです。 なんだか矛盾していますね。新たな選択肢と可能性を手に入れる
こう考えていくと、自分の思い込みからくる振る舞いをmustとする必要はないことがわかると思います。 そして、それがわかると今度は、これまでイラッとしていた他者の振る舞いの受け取り方が変わってきます。 すなわち、これまで自分にはあり得ないと思っていた他者の振る舞いも、ひょっとしたらそれも“有り”なのではないかと思えるようになります。 それを実際にやるかどうかは別として、これまでの自分にはなかった新たな選択肢、可能性を手に入れることになります。 私の場合で言えば「調和性」で、対立を招かず丸く収めるのがmustだったものを、そうではなく時に対立してでも自分の意見を貫き通しても良いということです。 そして、それでも今まで通りの振る舞いを選ぶのか、それとも思い切ってそれまでになかった振る舞いを選ぶのかは、場面場面で自分の選択で決めればよいことです。他人の強みは、自分に勇気をくれる
オンライン資質理解講座シリーズ全17回(全34資質)
資質の一つひとつの理解を深めていくオンライン講座です。
【こんな方へ】
☑自分が上位に持つ資質について深く知ることで、自己理解を深めたい。
☑自分の上位にない資質について深く知ることで、自分とは違う他者の理解を深めたい。
毎回思考の意味合いが対極にあるように感じられるもの(お互い真反対の資質はありません)、何となく似ていそうで区別がつきづらいもの同士で二つずつを取り上げ、それらを対比させることでより理解が深まります。
オンライン講座は、基本固定開催(隔週開催)としますが、参加できなかった回については録画映像、録音音声を後日配信しますので、学びを取り逃がす心配がありません。
日時:2018年8月21日(火)~2019年4月2日(火) 各21:00-22:00
方法:Zoom(オンライン講座)
講師:知識茂雄(ちしきしげお)
株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表
ギャラップ認定ストレングスコーチ
料金:50,000円(全17回の講座参加費及び録画映像、録音音声視聴含む)