ストレングスファインダー®で強みの裏側にある弱みを受け入れる
それは、もろ問題解決に陥ってしまう時。 そういう時って、その人の持つ資質ゆえの課題を“何とかしよう”と考えてしまっている時です。 例えば、何かに集中して継続的に成果を出すことがその人の課題だとします。 そして、そうなるからには、その人の資質がそうさせているとの側面が必ずあります。 例えば、私の場合は「適応性」的に一つの物事に集中するのが苦手。 そんな私が、もしその苦手なことに正面から向き合い、いかに計画的に集中して物事に取り組むか…と考えたとしたらきっとうまくいきません。 というか、ストレングスファインダー®で自分を知るまでは、散々それをやってきたので絶対にうまくいかないと確信をもって言えます。 では、今なぜ私がこうやってほぼ毎日メルマガを配信し、ブログを書くということを続けられているかと言えば、自分の苦手なことに正面から取り組むことを止めてしまったからです。 わかりづらいですよね? 私の場合で言えば、例えば時間を決めて毎日これだけはやると計画を立てて実行するということを諦め、手放したということです。 そのやり方では絶対に続かないからです。 まさに夏休みの宿題は、そうやろうと毎年思って始めるものの、毎年同じように三日坊主で挫折した経験がありますので絶対的な自信があります。 って、自慢しても仕方ないけど…(笑)。 では、今どう考えているかと言えば、まず自分の飽きやすいという性質を「仕方ない」と受け入れています。 その上で、続けるという行為そのものというか、そのプロセスは手放し、続いているという結果さえ得られればそれで良いというようにに発想を変えたのです。 「適応性」は、今にフォーカスする資質。 だから、メルマガの毎回のテーマもエディターを開いたその瞬間に浮かんだことを書くようにしています。 もっと言えば、結論ありきではなく、書き進めていくうちにその流れの中で結論を導き出す感じ。 その分どうしたって記事同士の文脈のつながりは希薄になるし、それこそ行き当たりばったり的になってしまうけれども、そこはすっぱり諦める。 そうすることで、“結果的に”続いています。 で、最初に戻ると、うまくいかないパターンは、その人の思考パターンとは異なるやり方を無意識に模索しようとしてしまっている時です。 いつも偉そうなことを書いている私でも、時折そんな状態に陥ってしまいます。 「自我」的に役に立ちたい、何とかしたいという思いが先に立つと、そんな状態になりやすいのです。 だから、そこに気づいたら軌道修正です。 基本に立ち返り、その人の思考ゆえの良さに目を向けます。 そしてそれゆえの振る舞いのパターンを否定せず、それはそれでいいのではないかとのスタンスで関わります。 そうすると、どこかでクライアントさんが「ま、いっか…」という感覚に切り替わる瞬間があります。 結局のところ、課題や問題とは自分自身が現状を否定していることで目の前に現れるものです。 だから、それ自体を否定せず諦め、受け入れてしまえばそもそもの課題、問題が消滅してしまいます。 すべてがそれで解決する訳ではないけれど、大切な視点だと思っています。 たとえ、その課題そのものを諦めるということが解とはならないにしても、自分なりの思考パターンを認め、受け入れることで、その思考パターンなりに課題を解決するための答えが見つかることもあります。 いずれにしても、自分なりの思考パターンというのは、自分だけの強みでもあります。 そこに目を向けさせるストレングスファインダー®だからこそ、強みの裏側にある弱みすら受け入れやすいのです。 --------------- 「コーチ、マネジャー、経営者のためのストレングスファインダー®徹底活用講座」の開設にあたり、ストレングスファインダー®の資質のTOP5のプロファイリング(読み込み)のデモ動画を作成しました(10分ほど)。
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