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ストレングスファインダー®をパートナーシップに活かす その6

パートナーシップその6です。

今日は、思考の枠を広げていく人と狭めていく人とのすれ違いについて書きます。

思考が発散していく人と、収束に向かう人


広げる、狭めると書くと、良い、悪いのジャッジが入りそうなので発散、収束の方が無難かもしれませんね。

どちらかと言えば思考が広がりがちなのが「着想®」とか「戦略性®」を持っている人です。

この二つは、比較的近い思考のようで、合わせて上位に持つ人も多いです。

「着想®」は、それまでになかった発想をしていく感じだし、「戦略性®」は、いくつものアプローチ方法を見出していく感じです。

ここに、何かにつけてこだわりが出がちな「最上志向®」が加わると、より独創性が重視される感じになります。

つまり、他の人とは違うやり方を選択することに価値を置いていたりします

ここに「自我®」や「個別化®」が加わるとその部分が際立ってきます。

一方、特に「戦略性®」と対極に位置しやすいのが「調和性®」

「調和性®」は、どちらかと言えば現実的に、地に足を着けて物事を進めたい感じ。

だから、思考を広げるよりはより現実的な方向へ収束させていくイメージ。

特に、実行力の資質を伴う「調和性®」の場合は、実行して成果を出すことに重きがある訳なので、(こちら側からみて)突拍子もないアイディアには飛びつけません。

つまり、思考が広がりがちで、かつ独創的で他の人がやったことのないことを敢えて求める人の考えにはなかなかついていけないのです。

もう一つあるとすると、「調和性®」x実行力は、ある意味“真に受けやすい”ということ。

どういうことかと言うと、誰かがアイディアを提示した際に、これもまったく無意識にそれを“やる”という前提で思考が回り始めるのです。

するとどういうことが起こるかと言えば、誰かの突拍子もないアイディアを聞いて

「えっ、それって誰がやるの?」

「お金はどうするの?」

と、やることを前提とした疑問が次々と湧いてくるのです。

極論的に、「調和性®」は夢を見ないと言われる所以です。

それぞれの思考は、それぞれの強みでもあるけれど、これまたお互いがそこに無意識だと大きくすれ違いがちです。

結局強みというのは、相応しい場面で発揮されてこそなのです。

その意味で、まずお互いが他の人と比べての思考の特徴を理解し自覚すること。

そして、それぞれに相手の言動のどういう部分が自分にとって好ましくないのかを語りあうこと。

さらに、そういう場面を避け、なおかつお互いの強みを活かし合うために何ができるのかを話し合うこと。

今回のケースで言えば、思考を広げやすい人が存分にアイディアを出し、それを実現していく段階になったら収束型の思考の人がそれを形にしていく。

こんなことができたら理想ですよね。

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