論理や根拠を必要とする、しないのすれ違い
まずは、思考が先に立つ人と感覚型の人とのすれ違い。 言い換えると、論理や根拠を必要とする人と、そこにあまり重きを置かない人の違い。 例えば私のように、「分析思考®」が高いと、自分のやることが所望の結果につながるとの筋道がちゃんと見えていることが大切です。 一方で、“概して”「ポジティブ®」上位の人は、根拠なく「何とかなる」と思いがちなところがあります。 特に、影響力と人間関係構築力に偏りのある人はそうなりがちかも。 前者は動くために根拠が必要であり、後者はそこに重きを置いていない感じ。 すると、どういうすれ違いが起こりがちなのか容易に想像がつきますよね? 多くの場合は、「ポジティブ®」上位の人の言動に「分析思考®」がイラつく感じ。 「分析思考」にとって「なんとなく…」で動く感覚はないし「なんとなく…」で動いてうまくいくとも思えないのです。 だから、「なんとなく…」の感覚で相手が動いたとしてうまくいけば“たまたま”だし、うまくいかなければ「それ見たことか!」なのです。 もっと言えば、下手にうまくいこうものなら 「図に乗るんじゃないよ!」 的な感じにすらなるかも。 こういう時、どう対処するかと言えば、歩み寄るとしたら「分析思考®」持ちの方ですね。 なぜならば、「ポジティブ®」持ちの人は基本“懲りない”から(笑)。 多少の失敗で懲りてたら「ポジティブ®」じゃないですからね。 それに、あくまでそこにこそ「ポジティブ®」の良さがある訳だし。 そして、物事の理屈を考えるクセのない人に、逐一理屈を考えろというのもやはり無理があります。 だから「分析思考®」側からみてそこは諦める。 そして、それまでと物事の見方を変えていくことです。 根拠なく感覚で動いてうまくいったことを“たまたま”と否定的に捉えるのではなく、 「そうか、根拠なく動いてもうまくいくときはいくんだ!」 とそれこそ“ポジティブ”に捉えていくことです。 こういう見方に変えていくと、逆にいくら論理立てて考え根拠を見出しても、100%思うようにいくわけではないことにも気づけるでしょう。 そうやって考えていくと、「分析思考®」がいい感じで緩んでいくと思います。 もちろんだからと言って、いつでも相手に合わせて根拠なく感覚で動きましょうと言いたいわけではありません。 相手の動きがいくらなんでも、どう考えても、うまくいかないのが目に見えていることだってあるでしょう。 そういう時は、しっかりとその理由を相手にわかり易く教えてあげれば良いのです。 つまりは「分析思考®」の出しどころを考える。 そういう意識を持って相手と接していると、今度は相手の方から必要な時にアドバイスを求めるようになるでしょう。 とにかく大事なのは、お互いに相手の思考は自分の思考に広がりを与えてくれるものだと認識し、お互いを尊重し合うことです。
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