◯Xでジャッジしない
ストレングスファインダー®をチームビルディングに活かすには相互補完が基本なので、お互いが、お互いの思考、感情、行動のパターンを尊重し合えるのが理想ではあります。
それでも、すべての人が自分の資質をバルコニーで(強みとして)使っているわけでもないので、そこはやはり他者の振る舞いを見てイライラすることも当然ありますよね。
その際、絶対にやってはいけないのが、相手の振る舞いを“正誤”でジャッジしてしまうことです。
相手の行いが正しくないからそれを正そうとするのは、相手そのものを否定するのと同じです。
正確には、相手の振る舞いが“自分にとっては”心地良くないということのはずです。
つまり、伝えるべきはそういうことです。
そして、実際にそういう伝え方をしていくのがアサーティブな伝え方です。
アサーティブとは、自分のことを大切にしつつ、同時に相手のことも大切にするコミュニケーションのあり方です。
相手の振る舞いを正誤でジャッジするというのは、ある意味どちらかに◯Xをつける行為です。
相手の行為をただ正そうとするのは、
自分 ◯
相手 X
とのジャッジに他なりません。
この場合、相手には相手なりの価値観があり、正しさがある以上、Xをつけられたからといって相手の◯に合わせられるものではありません。
だから、要求できるのは
「その行為は、私にとっては心地良くないのでやめて欲しい」
ということです。
ある意味相手にXをつけてしまうのは、自分の価値観が世間一般の常識として正しいとの思い込みがあるからです。
でも正確には、そこにあるのは自分の主観として見た感じ方でしかないはずです。
であれば、それをそう伝えれば良いのです。
「私には、こう感じる」と。
長くなったので、具体的なアサーティブな伝え方は次の記事に書きます。