「内省」をより効果的に活かす
「内省」を持つ人は、端的に言えばよく考える人です。 頭の中では常に考え事をしています。 一つの物事を様々な方向から検討し、その本質を掴もうとします。 それゆえ、「内省」を持つ人は決して饒舌ではありませんが、その言葉にはある種の“深み”を伴います。 会議や打ち合わせなどでも、意見を求められると拙速に答えを出すのではなく、十分に考え、自分で納得したことを話します。 そこまで深めて出した答えは、他の人が「なるほど…」と唸るような答えだったりすると思います。 ただし、問われてすぐに答えられない感があることで「早く答えなきゃ…」と焦りが出たりするかもしれませんね。 それでも、やはりじっくり深めて考えることこそが「内省」の強みなので、その時間を十分に確保することが大事です。 そういう意味では、例えば何かを問われた時 「少し時間をいただけますか?」 とか、 「最後にしてもらってもいいですか?」 とか自ら主張し、考える時間を確保できるといいですね。 特に「内省」が上位で、「コミュニケーション」が下位だと、人前で話すことに苦手意識があるかもしれません。 それでも、しっかりと考えて納得したことに関しては、いくらでも喋れる感じがあると思います。 そういう意味でも、“思考する”ということを迷いなく貫くことが大事ですね。 考え過ぎる…と自分の思考グセを否定するのではなく、どこまでも深めて考えられるその思考を最大限活かす方向で考えましょう。 それから、「内省」の人の思考の深め方は、いわゆる“自問自答”です。 自分で自分に問いを投げかけ、その答えを探しにいくことで自分の思考を深めていきます。 その問いを他者に向けることも「内省」の活かし方の一つです。 その問いが、相手の思考を深めることにもつながるのです。 おそらく、普段からそういう問い、すなわち相手が「うっ」と唸るような深いところを突く質問を周囲の人に投げかけているはずです。 「内省」はもう少し書きたいことがあるのでえこひいきして(笑)、もう少し書き足します。
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