「個別化」をより効果的に活かす
「個別化」の人は、人それぞれの特徴や個性を見抜くことに長けています。 人はそれぞれに違うということを前提にして人を見ていく、すなわち無意識に人を観察していて、その人が他の人とどう違うのかを見極めようとします。 一つには、その自分には見えているその人の特徴をその本人に教えてあげることで、その観察眼を活かすことが出来ると思います。 人は往々にして自分のことをわかっていないものです。 特に、自分の当たり前がいかに他の人にはない強みとして発揮されているのかを伝えてあげることは、その人が自己肯定感を上げてさらに強みを発揮していくことにもつながるでしょう。 もう一つは、その人の特徴として捉えていることを他の人に教えてあげることで、他の人が、よりその人と適切な関わりができるようサポートしてあげることも出来ると思います。 個別化を持っている人は、無意識に人それぞれの違いを感知し、それぞれに相応しい関わり方を当たり前にやっていますが、「個別化」が下位の人にとっては決して当たり前ではないのです。 だから、何かと衝突し、すれ違いがちな両者にそれぞれの適切な関わり方を教えてあげるとかで貢献できますよね。 それから「個別化」の人は、それぞれの得手不得手を把握することができるので、それぞれの人がどんな役割を担うと最も活きるかを知っている人でもあります。 つまり、適材適所の人材配置が得意。 特に「最上志向」も併せ持っていると、それぞれの人が持つ強みに目を向けるので、「それぞれの強みを活かし…」という目線に自然となりますね。 さらにはそこに“組み合わせる”ことが得意な「アレンジ」が加わると最強です。 「個別化」の人は、誰かに何かを提供する際、相手がどんな人かによって提供の仕方を変えます。 例えば、何かのプレゼンをする際に聴衆がどんな人か、女性なのか、男性なのか、会社員なのか、経営者なのか、それとも学生なのか…等、つまりはどんな属性を持つ人なのかでその人たちに合わせて伝える内容や伝え方を変えます。 逆に言えば、自分が何かを提供する相手がどんな人(人たち)なのかの情報を意識的に入手することが、「個別化」を活かす上で大切なことです。
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