「成長促進」をより効果的に活かす
「成長促進」は、人の持つ無限の可能性に光を当てる資質です。 どんな人に対してもその人なりの可能性を見出し、それが花開いていくことを支援する資質です。 だから、単純に人を育てる役割を担うと、その才能を遺憾なく発揮できると思います。 それぞれの人のほんの少しの進歩や成長に目ざとく気づく才能を活かし、それを言葉にして伝えることを意識しましょう。 こういうところも自分にとっては当たり前過ぎてなかなか才能とは気づきづらいところだと思いますが、人の成長に接すること自体が自分の喜びでもある「成長促進」の人だからこそ気づけることだということに自覚を持ちましょう。 リーダーとしての「成長促進」の活かしどころは、成果そのものよりも人の成長に着目するということです。 もちろん、成果を出すことは大事だけれど、それ以上に組織にとって大事なのは“人の成長”です。 人が育てば、成果、結果は後追いで、お釣りが来るくらいについてきます。 どんな人にでも可能性があることを純粋に信じていて成長を“待てる”「成長促進」の人は、組織を育てあげるリーダーともなれるでしょう。 上述したように、「成長促進」の人が持つ視点はすべてのリーダーにとって大切な視点です。 自分には当たり前に見えている人それぞれの可能性、自分にとっては当たり前にやっている言葉がけなど、自分の当たり前としての人の成長を支援する振る舞いを、周囲の人に伝えることで貢献できることもあると思います。 とはいえ、自分にとってはあまりにも当たり前過ぎて「教えてくれ」と言われても出てこないかもしれませんね。 だから、他の人からどんな場面で、どんなことを感じ、どんな声掛けをしているのか?等を質問してもらうとか、他の人に自分の振る舞いで他の人にはないものはどんなところかを聞いてみるのもいいと思います。 これって、他の資質でも同じですが、自分にとっての当たり前こそが才能であり強みなのです。 だからまずそこに気づき、自分の才能を明確に自覚することでその才能を強みとして活かすことに自然と意識が向いていくものだと思います。
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