資質のぶつかりによる自己矛盾
今回は、この方です。 ※画像をクリックするとpdfが開きます。 この方の場合は、恐らく「自我」の扱い方がとっても大事だと思います。 「自我」は、自分を重要な存在として周囲から認めさせたいとの影響力を発揮する資質です。 そのため、基本的には周囲の人よりも目立つことをしたいとの欲求があります。 言い方を変えれば、他の人と何ら変わらない存在として“埋没したくない”との思いがあります。 一方で、「慎重さ」x「調和性」の組み合わせは、目立つことで出る杭になり“打たれたくない”との思いが出やすい資質です。 なので、この方の場合は前に出て目立ちたいとの思いがありつつ、同時に目立ちたくないとの矛盾した思いがあると思います。 真反対の気持ちなのに、それぞれに本当の気持ちなのです。 だからこそ、そのぶつかりによる葛藤をどう解消していくかがこの方にとっては大事かもしれません。 特に「自我」という資質は、エネルギーが高いだけに大切に扱う必要があります。 「自我」の“認められたい”との思いを「慎重さ」x「調和性」でただただ封印してしまうときっとうまくいかないと思います。 この方の場合は、自分自身が最大限周囲に配慮するだけに、そういう面で自分のことをきちんと評価してもらえないと「自分はちゃんと配慮してるのに…」とすねてしまうかもしれません。 一方で周囲から見れば自らアピールすることがないので、そういう風に思っていることはわからないと思います。ブレーキを緩め「自我」を解放する
なので、「自我」をより大切にするには「慎重さ」x「調和性」のブレーキを少しずつ緩めていくことも必要かもしれません。 本当は、もっと「自我」を表に出し、 “自分は感謝の言葉をもらうと嬉しくなってやる気が出る” ということを周囲の人に伝え自己開示できるようになると一番いいと思います。 周囲の人も認めていないわけではなく、わざわざ言葉にしていないだけの人もきっといると思いますし、そういう人に向けて自分のことを知ってもらうのは大事です。 何より、「自我」を持っている人の中には承認欲求の高い自分を否定的に見ている人も少なくなく、その意味で自己開示という形で自分の中で受け入れていくのはとても大切なことです。 とは言えいきなり自己開示するのが難しければ、少なくとも感謝や承認の言葉を受けた時素直に喜び受け取ることから始めるといいです。 きっとこの方の場合は感謝され、認められてもついつい「いやいや…」と恐縮してしまうでしょう。 だから、その受け取り下手を改めることから始めればいいと思います。 自分の感謝や褒め言葉を素直に受け取り喜んでくれる人には、また同じ言葉を投げかけたくなるものですからね。 そうやって「自我」を受け入れ解放しながら、同時に他者評価に依存しない自己肯定感を手に入れられるように少しずつ自己基盤を整えることに取り組んでいくといいと思います。
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