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資質解説を1秒もしないストレングスファインダー研修が、なぜ受講者の心を動かすのか

資質解説を1秒もしないストレングスファインダー研修が、なぜ受講者の心を動かすのか

先日、大手企業様にてストレングスファインダー研修の講師を務めてまいりました。

私の研修スタイルは、おそらく一般的イメージとは大きく異なります。最大の特徴は「34資質の一つひとつに対する解説を一切行わない」という点です。

通常、この手の研修では各資質の定義を丁寧に説明しがちですが、それをやると時間はいくらあっても足りません。何より、私のこの落ち着いた声のトーンで延々と解説を聞き続けるのは、受講者の皆様にとって退屈な時間になってしまうことが目に見えているからです。

しかし、これまで数多くの研修を担当してきましたが、「もっと詳しい解説が欲しかった」という不満をいただいたことは一度もありません。なぜなら、研修のゴールは資質という「言葉」を覚えることではないからです。

研修の真の目的は、自分の中に眠る「無意識の特性」を理解し、それを意図的に使える「強み」へと昇華させる視点を持っていただくことにあります。

研修のステップ

まず、様々な対話ワークを通じて、多様性の一部としての自分の個性を客観的に眺めていただきます。

例えば「慎重さ」を持つ人は、それを「決断が遅い」という欠点だと思い込んでいることが少なくありません。しかし、ワークで過去の成功体験を掘り起こしていくと、その慎重さがあったからこそ、プロジェクトが致命的なミスを回避できていたという事実に突き当たります。

自分の無意識の傾向が、実は最高のパフォーマンスを生んでいた。この「紐づけ」ができた瞬間、受講者の表情は劇的に変わります。

最後に、その強みをどう再現し、チームの中で他者貢献に繋げるかを具体化していただきました。わずか2時間の研修ではありましたが、自分の特性を「武器」として愛するきっかけをお伝えできたと自負しています。

さらに、こうした場を通じて「自己肯定感」を育んでいただくことも私の大切な使命です。

ワークの合間には、できる限り多くの方へクイックなプロファイリングを行い、ポジティブなフィードバックを直接差し上げました。自分を知り、認め、活かす。その力強い一歩をサポートできた充実感のある一日でした。