なぜ、やる気が出ないのか?
才能に隠された「4つの欲求」
「やらなきゃいけないのに、腰が重い」
「あの人は能力があるのに、なぜ動かないんだろう」
自分自身に対して、あるいは職場の誰かに対して、こんなモヤモヤを感じたことはありませんか。実は、人が動けない理由の多くは、能力不足でも怠慢でもありません。「心の燃料」の種類が間違っているだけなのです。
今回は、主要な4つのタイプ別に、それぞれの「やる気スイッチ(欲求)」を解説します。
達成欲
完了させたい人リストアップしたタスクを一つずつ消し込み、完了させることに快感を覚えます。「何もしない時間」は苦痛でしかありません。
やる気を失う瞬間終わりが見えないプロジェクトや、ゴールの定義が曖昧な仕事を任された時。
自分なら:
大きな仕事は細分化し、今日中に終わる「小さなゴール」を作る。
相手なら:
「まずはここまで終わらせよう」と区切りを提示し、完了した事実を認める。
親密性
つながりを深めたい人信頼できる特定の相手と、深く関わることで力を発揮します。大人数のパーティーよりも、1対1の深い対話に価値を感じます。
やる気を失う瞬間知らない人の中に放り込まれたり、事務的でドライなやり取りばかりが続いたりした時。
自分なら:
誰のためにこの仕事をするのか、特定の「あの人」の顔を思い浮かべる。
相手なら:
「あなたを信頼しているから頼む」という、関係性をベースにした依頼をする。
自我
認められたい、影響を与えたい人自分の行動が他者に影響を与え、重要人物として認められることを望みます。それは決して悪いことではなく、プロ意識の裏返しです。
やる気を失う瞬間誰でもできる作業をやらされたり、大きな成果を出したのにスルーされたりした時。
自分なら:
「この仕事は、誰にどんなインパクトを与えられるか?」という意義を再定義する。
相手なら:
「このプロジェクトの成功には、君の力が必要だ」と、重要性を強調する。
学習欲
知りたい、成長したい人結果だけでなく、知らないことを知っていく「プロセス」そのものを楽しみます。未知への挑戦こそがご褒美です。
やる気を失う瞬間完全にマニュアル化されたルーチンワークや、これ以上学ぶことがない環境に置かれた時。
自分なら:
退屈な作業の中に、新しいやり方やツールの導入など「実験要素」を盛り込む。
相手なら:
「まだ誰も詳しくない分野なんだけど」と、未知の領域への調査や開拓を任せる。
まとめ
エンジン(能力)が立派でも、ガソリン(欲求)の種類が違えば車は動きません。
もし今、仕事が辛いと感じたり、部下が動かなくて困ったりしているなら、それは「燃料の入れ間違い」かもしれません。
自分は、何に飢えているのか。
あの人は、何を欲しているのか。
その「欲求」に目を向けるだけで、働き方はもっとスムーズで、心地よいものになるはずです。
