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「今年の目標」が、あなたを苦しめていませんか?ー「弱点克服」の呪縛から自由になる方法

「今年の目標」が、あなたを苦しめていませんか?
「弱点克服」の呪縛から自由になる方法

新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎え、真新しい手帳やカレンダーに向き合い、「今年こそは」と目標を立てた方も多いのではないでしょうか。

その目標を見つめたとき、あなたの心は本当にワクワクしているでしょうか。それとも、どこか「やらなければいけない」という、重たい義務感を感じているでしょうか。

その目標は「自己否定」から生まれていませんか

私たちが立てる目標の多くは、無意識のうちに「昨年の反省」に基づいていることがあります。「もっと計画的に動けるようにならなければ」「会議でもっと積極的に発言しなければ」。

向上心を持つことは素晴らしいことです。しかし、その目標が「今の自分にはこれが欠けているから、直さなければいけない」という自己否定から生まれているとき、私たちは知らず知らずのうちに自分自身を苦しめてしまいます。

ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、多くの方々のキャリアや自己成長の支援に関わってきましたが、「自分の資質に合わないやり方」を無理に続けようとして、疲弊している人がいかに多いかと痛感します。

「利き手」ではない手で書き続ける苦しさ

それはまるで、利き手ではない方の手で、必死にきれいな文字を書こうとし続けているようなものです。書けないことはありませんが、時間がかかり、ストレスが溜まり、何より書いていて楽しくありません。

もちろん、仕事である以上、苦手だからといって避けて通れない業務はあります。事務処理、人前でのプレゼンテーション、緻密な計画づくり。社会人として、それらに向き合う努力が必要な場面は確かに存在します。

ただ、もしあなたが今、そうした苦手なことに取り組もうとして、「なぜ自分はみんなのように普通にできないんだろう」と自分を責めているのだとしたら、少し立ち止まってみてください。

苦しいのは、あなたの能力が低いからではありません。自分に合わない「他人のやり方」で、必死に山を登ろうとしているからかもしれないからです。

あなたには、あなただけの「登り方」がある

ストレングスファインダーが教えてくれるのは、あなたには「あなただけの登り方」があるという事実です。

ケース1:慎重さ

たとえば、「慎重さ」という資質を持つ人が、周囲から「とにかくスピード重視で、走りながら考えろ」と求められると、足がすくんでしまいます。

しかし、彼らの強みは「誰よりも早くリスクに気づけること」です。「走りながら考える」のではなく、「事前にリスクを潰して最短ルートを確定させる」というやり方を選べば、結果的に誰よりも早く、確実にゴールにたどり着けます。

ケース2:適応性

「適応性」を持つ人が、数ヶ月先までの緻密な計画を求められると息苦しさを感じます。

彼らの真骨頂は「今、目の前で起きている変化」への対応力です。計画に縛られるのではなく、「予期せぬトラブル対応のスペシャリスト」としての役割を自ら担うことで、チームに不可欠な存在になれたりします。

ケース3:自我

「自我」という資質を持つ人が「今年は裏方に徹して目立たないようにする」と決めることも、自分らしさを否定することになります。

それよりも、「チームを勝利に導いた立役者として、最高の裏方になる」と定義し直したほうが、彼らのモチベーションは燃え上がります。

標準的なやり方ができなくても、自分を否定する必要はありません。結果を出すためのルートは、決して一つではないのですから。

自分を認め、武器を手に取る一年に

大切なのは、自分の資質(ニーズ)を認め、「自分はこのやり方だと力が出せないんだな」と受け入れること。そして、「じゃあ、自分の手持ちの武器をどう使えば、この状況を突破できるだろう?」と工夫することです。

今年は、「苦手を克服する努力」と同じくらい、「自分の勝ちパターンを見つける楽しさ」も味わえる一年にしてみませんか。

あなたが、あなたらしいやり方で、
納得して仕事に向き合える一年になりますように。