昨日の「人間関係改善と自己実現のための講座」では、「資質を強みとして活かす」というテーマを扱いました。
ストレングスファインダーで自分の資質を知っても、「これって自分の短所なのかもしれない」と感じる方は少なくありません。実際、そうした戸惑いや迷いの声をよく聞きます。
けれど、資質は
“そのままの自分”を否定するものではありません。むしろ、どう使えば力になるのかを知ることで、自分らしい形で周囲に貢献することができるようになります。そのためのヒントとして、講座では
4つの視点をお伝えしました。
① 資質の特徴を理解する
たとえば「慎重さ」がある方は、決断に時間がかかる自分に対して「自信がないのかな」と感じてしまうかもしれません。けれどその背景には、物事のリスクや影響を丁寧に考えている姿勢があります。たとえば、何かを任されたときに「まず状況を整理してから取り組もう」とするその慎重さは、チーム全体のミスを未然に防ぐ力になります。「なぜこういう行動をとるのか」を資質の視点で理解することで、
自分の価値の見え方が変わってきます。
② 自分の言動を振り返る
何気ない日常の中に、資質が自然と表れていた場面があるかもしれません。たとえば、飲み会や職場の雑談中に、輪に入りづらそうな人に声をかけた経験があるなら、それは「包含」が無意識に働いていた証かもしれません。「そういえば、あの時の自分の行動って、誰かの役に立っていたかも」そんな気づきが、
資質を“強み”として再発見するきっかけになります。
③ 場面ごとに意識的に使う
資質は「自然に出てくるもの」ですが、意識して使おうとすると、さらに力を発揮します。たとえば会議の場面で、「今日は“着想”を意識して、少し違った視点から意見を出してみよう」「“調和性”を活かして、対立しそうな意見の橋渡しをしてみよう」といったように、ひとつ資質を意識して場に向き合ってみるだけでも、感触は変わってきます。
ほんの少しの意識の変化が、資質を自分の味方にしてくれます。
④ 「誰かの役に立つ」という視点を持つ
自分の資質が「誰かの助けになる」と実感できるとき、その資質をもっと使ってみようという気持ちが自然に芽生えてきます。たとえば、急なトラブルの場面で慌てずに状況を整理できたなら、それは「回復志向」が働いていたかもしれません。「自分のこの行動が、誰かの安心につながった」と思えたなら、
それはすでに“強み”としての資質が動いている証です。
資質を強みとして活かすとは、苦手を克服するのではなく、すでにある自分の傾向に気づき、使い方を選んでいくこと。その積み重ねが、日常の中での選択や人との関わり方を、少しずつ楽なものに変えてくれます。
まずは、ご自身のこれまでの経験の中から「自分が自然とやっていたこと」や「心地よかった行動」を思い出してみてください。そして、よければ明日ひとつだけ、「今日はこの資質を意識してみよう」と選んで使ってみてください。
その一歩が、あなたらしい強みを育てていく入り口になります。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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