苦手の克服を諦めることが得意を磨くことにつながる
クリフトンストレングス®の資質は才能の固まりという定義になっています。ここで言う才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン。
資質とは、数多くある才能(5,000個ほど)を似通ったものを固めて分類したもの。
クリフトンストレングス®を活かす上では強みという概念で捉えることももちろん大事ですが、才能という概念で捉えることがもっと大事だと思っています。
なぜならば、才能は開発することで真の強みとして育て上げることができるから。
言い換えるとそれだけ伸びしろがあるということ。
それでも多くの人にとって才能を開発していくことに特化していくのは簡単なことではありません。
なぜならば、どうしたって隣の芝生は青く見えてしまうから。
これがスポーツの世界だとそういうことは起こらないと思います。
例えばマラソン。
先日箱根駅伝がありましたが、あそこで走る学生たちは長距離を速く走ることに才能を持っています。
1kmを3分程度で走ってしまいます。
一般の方はピンとこないと思いますが、我々の全力疾走に近いスピードで彼らは数十キロ走り切ってしまいます。
そういう彼らを見て、足の遅い人がうらやましく思い、彼らのように走れるようになろうと頑張る人はいないと思います。
でもクリフトンストレングス®で言うところの才能となると自分が持っていないものでも頑張れば手に入るのではないか、あるいは頑張って手に入れないといけないのではないかと思ってしまう人が多いのです。
不思議ですよね。
いずれにしても自分の才能を開発して真の強みとして育て上げるためには、ある種の“あきらめ”が必要なのです。
苦手なことにも取り組まないといけないときは必ずあるので才能がないからできませんとの言い訳に使うのは違うと思いますが、そういうことに対しては“そこそこ頑張って対処する”意識が大事。
苦手を克服しようとするのではなく苦手を受け入れ良い意味で諦めた上で対処していく。
これが正解だと思っています。
そうすることで自分の才能により目が向き開発しようという意識につながります。
私自身も繰り返し書いていますが「適応性」的に行き当たりばったりなところ、すなわち目標に向かい計画的に物事を進めるのが苦手というところを諦め、受け入れてから気持ち的にも随分と楽になりました。
そしてそれ以降「アレンジ」と相まっての臨機応変さを磨き強みとして育ててきた実感があります。
才能を開発して真の強みとして育てていくためには自分の苦手を諦め受け入れていくことを同時にやっていく必要があるのです。
その意味でも34資質の並び順で自分の才能が豊かなところとそうでもないところが見える化されるクリフトンストレングス®は、才能を開発していくという観点において優れたツールだと思っています。
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