「自我」の特徴
「自我」は、影響力の資質です。 「自我」は、自分を重要な存在として認めさせたいという影響力を発揮する資質です。 「自我」の英語の資質名は、Significance。 “重要さ”という意味です。 「自我」はその意味合いから、周囲の人の承認を必要とします。 周囲の人から感謝されたり、賞賛されたりすると、心が満たされモチベーションが上がります。 「自我」には、二つのタイプがあるとも言われています。 一つには、前に出てスポットライトを浴び、自分を表現することに純粋に喜びを感じるタイプ。 もう一つは、どちらかと言えば周囲からの承認を“渇望”しているタイプ。 いずれにしても、「自我」上位の人は、周囲からの承認や賞賛が心のガソリンになるのは代わりありません。 「自我」上位の人は、何らかの形で、相手に自分を重要な存在だと認めさせたいわけなので、それが様々な思考や振る舞いとして出てきます。 一つには、単純に人の役に立つことをするということです。 人の役に立ち、感謝されることで心が満たされまた役に立とうと思えます。 このサイクルがうまい具合に回っている時こそ「自我」のバルコニー(強み)です。 ちなみに、ストレングスファインダーを開発したドン・クリフトンは、「自我」がトップでした。 世の中の役に立ち、大きなことを成し遂げたい。 「自我」のエネルギーは強大なだけに、そこに意識を向けたとき、本当にパワフルに働くのです。 特に、「最上志向」を併せ持っていれば、自分が一目置く一流の人から認められたいとの欲求から、人一倍向上心高く突き進んでいけるのでそのパワーはさらに加速されます。 他の特徴的な振る舞いは、自分が他の誰でもない存在であることを示す意味で、オリジナリティにこだわりが出るところです。 良くも悪くも、他の人と同じことをしても埋没してしまうと考えるのです。 その意味で、「指令性」とは違う意味で、プロジェクト等は自らがリーダーシップを取る方がやり易いと思います。 単純に、主役の位置でいたいのです。「自我」のベースメント(弱み使い)
「自我」のベースメント(弱み使い)としては、次のようなことが挙げられます。 一つには、ネガティブなフィードバックにとても、とても弱いということです。 元々、重要な存在として認めて欲しいとの強い欲求を持っているわけなので、認められるどころかネガティブなことを言われるのは耐えられないのです。 例えば、「責任感」を併せ持っていると、自分はきちんとやっているつもりなので、それを少しでもケチをつけられたと(自分が)感じると、「もういいや…」とすねて投げ出したくなります。 「自我」の人に、ネガティブなフィードバックが必要な場合は、ポジティブなフィードバックでサンドイッチして渡してあげるとか、できるだけの配慮をしてあげてください。 面倒くさいかもしれませんが。(^_^;) 後は、「自我」上位だと常に“自分”に矢印が向きがちです。 だから、成熟していない「自我」の場合は、「自分が、自分が…」になりがちです。 例えば、「戦略性」を併せ持っていると、自分の利益を追求するために戦略性を使いがちで、時に周囲から「あざとい」と見られてしまうこともあるかもしれません。 もちろん、「自我」x「戦略性」だと必ずそうなるという訳ではなく「自我」が未熟なままだとそうなりがちだということです。 だから、自分はついつい自分自身に矢印を向けがちなのだと自覚しつつ振る舞うことが大切です。 後は、チームで仕事をしているのであればチーム全体として認められるということにフォーカスしていくことです。 ただし、その場合でもあくまでチームの中での存在感を示せるポジションにいることが大事です。 「自我」はとことん、“自分が大事”なので。 他の資質との組み合わせで言うと、例えば「調和性」を併せ持っていると、「自我」の「前に出て目立ちたい」との思いと、「調和性」の「出る杭になりたくない」との思いがぶつかり、内面的な葛藤を引き起こすことがあります。 前述したように、「自我」はエネルギーの高い資質なので、ベースメントとして出る時はその分大変です。 ある意味、非常に繊細な資質なので、自分でも大切に扱ってあげないと暴れてしまいます。 特に、前述した承認を“渇望”しているタイプの場合は、ちゃんとケアしてあげないと暴れ易いと思います。 ベースメントが長くなってしまいましたが、「自我」の場合は特にベースメントへの対処が必要です。 ベースメントにうまく対処できれば、エネルギーの高い資質だけに勝手にバルコニーが表に出ていくと思います。 ひとまず「自我」を脇に置き、純粋に周囲の役に立つことを意識していけば、感謝や承認は後からついてきます。 そのポジティブなサイクルが回せるようになるといいですね。 実は、自分自身が「自我」が上位にあり、かつ上述した「最上志向」「責任感」「調和性」もすべて上位なので、相当面倒くさい人間なのです。 実際、過去を振り返った際の数々の失敗においては、そこらじゅうで「自我」が暴れていたなぁと今になってみれば思います。(^_^;) コーチングやストレングスを学んだおかけで今は少しはオトナになれた感じかな。(笑) コーチは、常に味方として否定せずに寄り添う存在なので、自分としっかり向き合うにはコーチをつけることをオススメします。 特にベースメントとして出がちな人は、是非考えてみてくださいね。「自我」とは
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