「規律性」の特徴
「規律性」は、実行力の資質です。 「規律性」は、物事を習慣化、ルーティン化することが得意な資質です。 「規律性」上位の人は、「これをやる」と決めたことは苦もなく続けることができます。 「規律性」を持っていない人にとっては、“どう続けるか”が課題であるのに対し、「規律性」上位の人は、むしろ続けないことが気持ち悪く、ストレスになるのです。 「適応性」上位で行き当たりばったりな私にとっては、まったく理解できない感覚でうらやましくもあります。 ルーティン化で思い出すのは、イチロー選手ですね。 打席に入った時の動作もルーティン化されているし、試合後の道具のメンテナンスが徹底されているところにも「規律性」を感じます。 「規律性」の人が習慣化、ルーティン化にこだわるのは、必要ないところに思考のエネルギーを使いたくないからだと私は思っています。 言い換えれば、思考を出来るだけシンプルに保ちたいのだと思います。 スティーブ・ジョブズが常に同じ服を着ていたのは有名な話しですが、彼にとっては今日何を着ていくかについて迷うのは、思考を無駄なことに使うことだと認識していたのでしょうね。 同じような意味合いで、「規律性」の人は、一度決めた手順、スケジュールに忠実に則り動くことを好みます。 ここも、場当たり的な「適応性」や、飽きっぽい「着想」とはある意味対極にある部分です。 決して場当たり的に思いつきで対応を取るのではなく、予め先が見通せていることが大事なのです。 「規律性」上位の人は、物事が混沌としている状態を好まず、一定の秩序を保っていることを好みます。 混沌とした状態の中では思考も複雑になりますからね。 「規律性」の人は、使ったものは必ず元に戻すということを徹底しています。 ”使ったら元に戻す”を徹底していれば“探す”という無駄な時間を排除できるからです。 「規律性」の人は、整理整頓が徹底していて、例えば部屋がすごくきれいに保たれている人が多いのは事実だと思いますが、必ずしも全員がそうだとは限りません。 ”きれいな状態”を求めているわけではなく、そこに”秩序”があることが大事なのです。 一見するとすごく汚くてごちゃごちゃしているのに、モノを動かされるのを極端に嫌う人もいますよね。 そういう人は、どこに何が置いてあるかをすべて把握していてその配置でないと気持ち悪いのです。 そういう意味では、それがその人にとっての”秩序立っている”状態なのでしょうね。「規律性」のベースメント(弱み使い)
「規律性」のベースメント(弱み使い)は、変化に対し抵抗感が出ることです。 急な予定変更が重なると、ストレスになると思います。 「規律性」を持つ人がメンバーにいる場合は、変更がありそうな時には可能な限り早めに伝えてあげるようにしてください。 「規律性」上位の人が、必ずしも周囲に自分と同じようにルーティン化することを求めるわけではありません。 あくまで自分自身が秩序だった環境の中で生活したいのであって、他者にそれを強要するわけではありません。 しかしながら、周囲の人が使ったものを元に戻さず毎回探さないといけない状況にあるのはストレスとなり、その意味でそういう人に対しイラつくことはあると思います。 上述したように、自分と違う資質を持つ人は、自分のように環境を秩序だったものにすることが得意ではないし、もっと言えば変化があること(アレンジ、適応性)や混沌としている状態(着想)を好むことすらあるのだということを知っておきましょう。 その上で、自分がなぜ秩序だった状態を求めるのかを周囲に説明し、理解してもらいましょう。 どんな資質でもそうですが、相互理解が大事ですね。 「規律性」上位の人が、常に何が起こるかわからないような環境にいることは基本苦手かもしれません。 でも、そういう環境はまったく向いていないかと言えば必ずしもそうではないと思います。 変化、変更があった時に何をどうするか、どういう順番で何をやるのかを手順化しておくことで、変化に対応するということに対してルーティン化することも可能なのではないかと思います。「規律性」とは
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