「未来志向」の特徴
「未来志向」は、戦略的思考力の資質です。 「未来志向」は、文字通り“未来”をイメージする資質です。 先日紹介した「原点思考」が過去を振り返るのに対し、「未来志向」は過去を振り返ることはせず未来を想像します。 その未来がどれくらい先かは、その人次第で様々です。 3年、5年先の比較的近い未来をイメージする人もいれば、何十年先をイメージする人もいます。 場合によっては、自分の死後の世界をイメージする人もいます。 「未来志向」で思い描く未来は、基本的にはポジティブでワクワクするような未来です。 「こんなことが実現するといいなぁ。」という未来です。 「未来志向」を持つ多くの人は、未来をビジョン、すなわち映像で描いています。 だからビジョンマップとかを好み、ハマる人も多いのではないかと思います。 「未来志向」の人は、自分の描いた未来をどう実現するかで今を見ています。 言ってみれば、未来に引っ張られるような生き方のイメージでしょうか。 「原点思考」の人が過去の積み重ねの延長上に未来を描くのとは、対照的ですね。 ちなみに私は、「アレンジ」x「適応性」で、過去も未来もなくただ今を見て生きています。 時間軸で生き方を見ていくのも面白いですね。 他の資質との組み合わせでいくと、例えば「コミュニケーション」も併せ持っていると、自分の描いたビジョンをあたかも既に実現しているかのように語り、周囲の人をワクワクさせるでしょう。 「着想」や「ポジティブ」も併せ持っていると、頭の中には今は想像もつかないような何かが実現していて、とびきり面白く楽しい未来が広がっているでしょう。 「慎重さ」を併せ持っていると、将来のリスクを先の先まで見通す感じになるかもしれません。「未来志向」のベースメント(弱み使い)
「未来志向」のベースメント(弱み使い)は、一つには、もし「実行力」が上位になくどちらかと言うと戦略的思考力の資質が多い中での「未来志向」の場合は、ビジョンは描きつつもそれを具体化し形にすることが苦手なので、いつまで経っても「こうなるといいなぁ」で留まってしまい、周囲の人から自分のビジョンを単なる妄想として受け取られてしまうかもしれません。 すべての資質について言えることですが、自分の下位にある資質は他の人に補ってもらう意識を持つといいです。 実行力の資質の高い人に自分の夢を語ることで、その夢の実現に向けて協業していければベストです。 未来はまだ実現していないので、その意味で未来のイメージは広がりがちで発散するのがあたり前です。 その広がったものを収束させ、現実化してくれる人を協業相手に選ぶといいですね。 それから「未来志向」が上位の人は、過去を振り返ったり足元を見つめるのが苦手だったりします。 意識的に過去を振り返ったり、今の現実を考える時間を取ることもあっていいかもしれません。 逆に、「未来志向」の人が常に現実的なことばかりを考えなければいけない環境に置かれると、大きなストレスになるでしょう。 頭の中で自由に未来を創造し、描ける時間が取れる、それが許される環境、もっと言えばそれが活かされる環境を出来る範囲で整えましょう。「未来志向」とは
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