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クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)は、自らを幸せにするために使う

自分とは違う思考パターンの理解を深める


先日は、「今年はどんな資質に活躍してもらう?」をテーマにクリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)のワークショップを開催しました。

後半には、参加者の皆さまのグループワークでのお話しのシェアを伺いつつ私からもいくつかアドバイスを差し上げました。

そのときの内容とは直接関係しませんが、私がこの種のアドバイスをする場合に心に留めているとても大切なことがあります。

それは、問題をわざわざ作り出さないということ。

言い換えると、実際に困ってもいないことを解決しようとしないということです。

特に私の場合、様々な資質の組み合わせにより、基本的には相手の問題を解決してあげて役に立ちたいというのがあります。

そして、そこに「調和性」が加わり、相手の言うことを真に受けやすいというのもあります。

するとどういうことが起きやすいかと言えば、相手の方が「これが問題でそれを解決したいと」言われると、それをそのまま真に受け、何とか解決に導けるようにと思考が回ってしまいます。

それがそのまま功を奏することだってもちろんあるわけですが、そもそも問題のないところに解決策を作り出すのは極論すれば問題のないところに問題を作り出してしまうことにもなり、必ずしも相手のためにはならない場合だってあり得ます。

今は、自分が相手の方の言うことを真に受け問題解決に走りやすいということを自覚しつつ、相手の方が何らか自らの問題点を提示してきたときに自分の中に

「それって、本当に問題だろうか?」

という問いを立てるようにしています。

例えば、自分の持つ特定の資質をうまく活かせていないという相談を受けたとして

「それで何か困ってますか?」

という問いを相手の方にも投げかけることがあります。

相手の方がその問いに答えられないとしたら、それは解決すべき課題ではないのかもしれません。

私が大切にしていることの根底にあるのは、他のすべてのツールにしてもそうですが、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)は、それを使う人を幸せにするためにあるということです。

その意味で、せっかくクリフトンストレングス®を受けたのに上位資質を使いこなしていないのはもったいないと思い過ぎてしまい、困ってもいないのに何とかしようとする必要はないんじゃないかと思うのです。

もちろん前向きにうまくマネジメントしてより使いこなせるようになりたいというのは有りだと思います。

でも、「そうせねばならない…」となった途端にちょっとしんどさが出てくるかなぁと思うのです。

“べき、ねば”なのか“たい”なのかの違いって大きいですよね…

伝わるかなぁ?

いずれにしてもクリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)は、あなたが幸せになるためにあるのだから、あなたなりに都合良く使うのが正解だと思います。

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