閾値を超えた先の別世界
どういうことかというと、私の場合はもともと小さい頃家が決して裕福ではなかったこともあるからか、お金に対するブロックがあるように感じていました。 具体的には、お金を出すことへの得体の知れない恐怖心です。 特に自分のためだけにお金を使うことに対する抵抗感の大きさ。 たとえば家族や友だちとの会食でもないのにお一人様ランチで贅沢できない感覚です。 こういうのって意外とそんな感じの人多いんじゃないかな? お一人様ランチで1,000円超えるとナゾの罪悪感が湧くとか(笑)。 自分はまさにそうだったのですが、あるときふとそれに疑問を持つようになりました。 なぜならば、自分にお金を使わせてあげないのは自分にそれだけの価値がないとの思い込みから来ているとわかったから。 そして、これってものすごく本質的なことだと思ったのです。 だから最初に取り組んだのは、少なくとも何か頑張ったご褒美に時々自分に贅沢をさせてあげるということから。 それを続けるうちに今度は、 「そんな条件付きでなくてもいいのでは?」 と思えてきて、そこから先は本当に自分が欲しいと思うもの食べたいと思うものがあったならばそうさせてあげるということにチャレンジしてきました。 そして、そういうことをやり続けていった結果、あるときから感覚がそれまでとまったく違うことに気づいたのです。 以前はものすごく躊躇感を感じていた金額を出すことに、まったく抵抗感がなくなっていたのです。 本当に不思議なのだけど、やはりこういうのってどこかで閾値が存在するのだと思います。 お金にブロックのある人は、こういう話しを聞くと、無駄にお金を使ってしまい、その結果お金が無くなる恐怖を感じると思います。 まさに昔の私がそうでした。 でもそれが実際には違うというのは、二つの理由で説明できます。 一つには、上では贅沢と書いたけれど、それは決して自分に無駄な贅沢をさせるという意味ではないということ。 むやみやたらに高い金額のものを自分に与えるとの感覚では決してなく、本当に欲しいかどうかを自分に尋ねているような感覚なのです。 だから、むしろ無駄使いは減った感じすらあります。 そしてもう一つは、これがとても大事だと思っているのですが、お金を出すことに恐怖心のある人は、お金が入ってこないことに恐怖心を持っているということでもあるということです。 つまり逆に言えば、お金を出すことへの恐怖心を払拭すればお金が入ってこない恐怖心も同時に薄れるということ。 これがどこにつながるかと言えば、自分のモチベーションの上がらない仕事を、お金のために選ぶ必要が無くなるということ。 逆に言えば、モチベーションの上がる仕事をしっかりと選べるということ。 すると、やっぱりそれなりにパフォーマンスも上がるし、良い結果につながる確率も上がるし、その結果仕事が増えるという結果にもつながります。 最近それを大いに実感しています。 もちろんまだまだ途上ですけどね…(笑)。 そしてこの件の本質は、お金という手段を取ってはいるけれど、要は自分の価値を当たり前に自分で認めてあげるということです。 自分で自分の価値を受け入れ、認めてあげられると、その裏返しで他者にも価値を感じられるようになります。 それが多くの人にとっての課題である人間関係の改善にもつながると思います。 ここでのお金はあくまで手段に過ぎません。 それでもお金はとてもわかりやすいし、実効的にも意味があるので、お金のブロックを感じている人には超オススメです。 とは言え、お金だけに最初は小さな金額にせよ、やっぱりしばらくは恐怖心との闘いが続くと思います。 それでも、途中で書いたように、こういうのは積み重ねることに意味があり、積み重ねていけばどこかできっと閾値を超え別世界に行けると思います。 少なくとも私はそれを実感しています。 後はすぐにはついてこないマインドをマネジメントしつつ、恐怖と闘い続けることができるかどうか。 何もしなければ、何も変えなければそうしたなりに何も変わらないし何も起きません。 何かを変えたければ何かを変えることが唯一の道。 それがただ一つの真理。
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