資質理解を深めて大切な価値観を知る
クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)の上位資質の組み合わせの読み解きをしていく上で大切なのは、当たり前ですが一つひとつの資質のことをしっかり理解することです。 ただし、「この資質が上位にある人ってこんな特徴があるよね」ということだけをいくら理解してもプロファイリングにはつながりません。 なぜならば、資質なりの特徴というのはあくまで結果であり、何がそうさせているのかがわかっていないと組み合わせたときにどういう特徴的な傾向になるのかが本当の意味では想像できない(仮説が立てられない)からです。 そこで私が大事にしているのがそれぞれの資質なりのその特徴を表出させている根っこにある動機づけや根源的な欲求を、一つひとつの資質について理解することです。 例えば「公平性」という資質であればその特徴として表出する「どんな人に対しても分け隔てなく接する」というのと「マニュアルや手順書があると安心」というのとは一見つながらないようにも思えますが、両方に共通する根っこの部分は“一貫性”であることがわかると矛盾なくつながるのです。 前者は人との関わりに対する“一貫性”を大切にしているということであり、後者は何かを進めていく上での判断基準や、手順の“一貫性”を大切にしているということだと捉えれば根っこにあるものは同じなのだと納得できます。 プロファイリングの技術を高めていく過程でのこうした資質理解を深めていくことで、ある意味副産物としての別の良いことも起こります。 それは、自分の上位にはない資質を上位に持っている人の思考の理解が深まることにより、それまですれ違いがちだった人を受け入れやすくなったり、尊重できるようになるということ。 単にこの資質が上位にある人だとこういう振舞いになりがちということだけを理解していても相手の気持ちにに寄り添うことは出来ません。 それぞれの資質の持つ根源的な欲求というのは、ある意味その人の大切にしている価値観ともつながります。 すなわち資質の一つひとつを根っこの部分まで理解を深めるということは、相手の大切にしている価値観を理解することに他ならないのです。 これがあることで、本当の意味で相手を理解し、寄り添うことができるようになります。 そしてもう一つの良いことは、他者尊重の裏返しでの自己尊重が高まるということ。 自分自身が何を大切にしているかというのは、実は自分でもよくわかっていないことが多いです。 私が実施しているプロファイリング講座の中では当該資質を上位に持つ人にこんな質問をします。 「そんなふうについついやってしまうその根っこには何があるのですか?」 そして、この種の質問に明確に答えられる人はほとんどいないです。 だからこそ、その問いへの答えを自分なりに探してみることが大事なのです。 それは、自分自身が大切にしていることに気づくことにつながりますし、気づくことで自分が大切にしていることをさらに大切にしていこうと思えるからです。 根源的欲求を含めて資質理解を深めていくことが自己尊重、他者尊重にそのままつながっていくのです。 自分のことをより好きになれるし、苦手な人が減っていくし、端的に言えばより生きやすくなると思います。 ここは、自分自身も大いに自覚があります。 プロファイリング講座に連続して再受講される方が多い(第8期は24名中16名が再受講)のもその理由があると思うし、実際そう言われる方も多いです。 せっかくクリフトンストレングス®に出会ったのであれば、資質の理解を通して価値観の多様性を知り、受け入れ、尊重する、そこを目指していかれることをお勧めします。ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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