行動の源泉を探求する
先日、宇都宮で開催された自己基盤ワークショップに参加してきました。 価値とニーズについて二日間に渡り扱いました。 自己基盤における価値とニーズとは、どちらも行動の動機づけとなるものではありますが、行動に伴い見返りが必要か否かに違いがあります。 「ニーズ」とは、何かしらの見返りが必要であり、多くの場合で「こういう人として見られたい」という欲求に基づくものです。 たとえば私の場合、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)の資質と絡めると「最上志向」x「自我」を持つことから、優秀な人として認められたいという強い欲求があります。 そういった「ニーズ」に基づき、優秀であるために何事も極めようと頑張るという行動につながります。 そういう意味では「ニーズ」もとても大切なものだし、望ましい行動の源泉にもなります。 一方で自分の「ニーズ」に自覚的でないと、時に望ましくない行動にもつながってしまいます。 私の場合で言えば、何かにつけて優秀な人として見られたいという欲求が強く出過ぎると、自分が苦手なことも頑張り過ぎてしまい、無駄にリソースを使ってしまうということが起こります。 もっと極端な場合だと、うまくできないくせにできないと素直に言えず、挙句の果てにうまく取り繕おうとして結局うまくいかずに迷惑を掛けることになったり。 こういった「ニーズ」への対処と扱い方は別の機会に譲るとして、ここでは「価値」について掘ってみます。 実は、これまでもこの種のワークショップで「価値」について扱ってはきたものの、自分の「価値」についてはあまりよく見えてきてはいませんでした。 それが今回初めて見えてきたような気がしたのです。 ここでいう「価値」とは、「ニーズ」と同様に自分の行動の動機づけ、源泉となるものですが、大きな違いは見返りをまったく必要としない点です。 すなわち、自分がどう見られたいとかはなく、純粋にそれをやっていると楽しいとか、充実しているとかのことです。 そこを探っていくには、人からどう見られたいとかに意識が向くことのなかった幼少期の頃を遡ってみるのが効果的です。 私の場合で言えば一つには“遊び”にヒントがありました。 その頃よく遊んでいためんこ、ビー玉、けん玉、ヨーヨー等に共通するのは“技術を高める”という点です。 すなわち私の「価値」の一つは技術を高め続けることにもありそうだと思ったのです。 ここで気づかれたかもしれませんが、ここは先に書いた「ニーズ」とも紐づきそうです。 何かを高めたいとの自分の欲求は「ニーズ」でもあり「価値」でもあるのかもしれません。 恐らくどちらでもあるんだろうなぁと思います。 純粋に上達していくことそのものが喜びにつながっているのはたしかなことなので。 そして、もう一つあるとすればそれは“探求”です。 違う言葉にすると“理解したい”という感覚に近いかもしれません。 ここで思い出すのは自分が就職してすぐの頃のことです。 半導体製造会社にエンジニアとして入社した私は、毎日残業しては半導体の物理を独学で学んでいました。 それが楽しくて楽しくて仕方なかったのです。 わからないことがわかるようになっていくプロセスを楽しむ「学習欲」そのものだと思います。 翻って今自分が仕事としていることと「価値」とを結びつけてみると、クリフトンストレングス®というのはまさに自分の「価値」に沿ったものだなぁと思います。 34個もある資質一つひとつのことを探求し続けること。 無限の組み合わせを読み込む資質のプロファイリングの技術を磨き続けること。 両方が自分の「価値」に沿ったものだと思えたのです。 そうやって「価値」に沿ったものとして見返りを求めることなく極め続けた先にその道のプロとして認められるという「ニーズ」も満たされていく。 まさに理想的だなぁと思った次第です。 自分の行動の源泉となる欲求を探ることで「価値」に沿う行いを増やし「ニーズ」を健全に満たしていく。 こうなるのが理想なのだと思います。ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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