自分も他人も共に尊重するアサーティブというあり方
私がストレングスより先に学びを深めていったのは、アサーティブ・コミュニケーションです。アサーティブもクリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)、コーチングと並んで自分の中では生き方の指針としても伝えていくべきコンテンツとしても大きな柱となっています。
私とアサーティブとの出会いはかれこれ17年ほど前になります。
その当時メンバーとして所属していた社内風土改革プロジェクトの活動の目玉が、アサーティブ・コミュニケーション研修を社内に展開していくことでした。
そのためにプロジェクトメンバー自らがトレーナーとなり、私自身も会社を辞めるまでの6年ほどで数百名の方に伝えてきました。
何事も、伝える側に回ることでそのことの理解がより深まると言いますが、まさにそんな感じで、数百名の方たちと研修の中で向き合うことでずいぶんと自分自身のトレーニングにもなりました。
アサーティブにおいては感情を大切に扱います。
人は往々にして事実と感情をごっちゃにしてしまいがちだし、意外と自分の感情に気づいていないこともあったりします。
トレーナーとして必要なことは、相手の方の話しを事実と感情にしっかり分離してあげること。
そして、その人が抱いている本当の感情に気づかせてあげることです。
数多くの人とそんな関わりを続けていくうちに自分自身もそれが身についていきました。
他者から何かしら自分が不愉快に思う言動があったとき、以前の自分であればダイレクトに相手のことを責めていました。
「調和性」なので、それを直接的に表現することは少なかったですが、少なくとも内心強く責めていました。
今はどうかと言えば、まずは相手の言動の何が自分にとってはイヤなのかを見にいくようにしています。
例えば以前だと、自分がきちんと文章で連絡していたことを読まずに対応してくる人のことを許せない気持ちが強くありました。
「何で書いてあることを読まねえんだよ!!」みたいに(笑)。
相手のことをやるべきことをやらない不誠実な人として捉えてしまっていました。
今は、未だにもちろん「なんだかなぁ」という気持ちは湧くものの、相手が自分の書いたものを読まずに対応しているという事実に対し、自分だったら絶対にそういうことはしない(それをとても不誠実な行為だと思っているから)だけに自分に対して不誠実な対応を取られていると感じられて悲しいのだと自己分析するようにしています。
あくまで自分に何が起こっているのかを見ていくようにすることで、ただただ相手を責めるような気持ちにはなりづらくなります。
もしどうしても相手の対応が許せないのであれば、それをアサーティブに伝えれば良いのです。
毎回、毎回うまく対処できるわけでもありませんが、それでも以前の何かと相手を責めていた自分からは離れることができました。
そしてそこにクリフトンストレングス®での自己理解、他者理解が加わることで、自分と異なる思考を持つ人のことがより許せるようになりました。
そもそも許すも許さないもないのですが、以前の自分は徹底的に他者のことを良い悪いの基準でジャッジしていたのです。
アサーティブを学ぶことは、ただ伝え方のスキルを身につけるというだけではなく、その考え方の本質である、人はそれぞれに違うからこそ自分も、そして相手のことも共に尊重していくというあり方を手にいれることです。
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