ブログ

クリフトンストレングス®の「成長促進」が最下位だとどうなる??

「成長促進」が最下位だとどうなる??


前回の記事に関連してご質問を頂きましたので回答します。

メルマガ、大変参考になりました。

ありがとうございます。

拝見していて感じたことが2点あります。

もし、よろしければご回答いただければ幸いです。

1.下位資質各資質が下位にある場合、どのようなことが苦手なのか、具体的になっていたらいいな、と思いました。

今回のメルマガで、「人間関係構築力」の資質が下位にある場合に…と具体例があげてあり大変わかりやすかったです。

私は「成長促進」が最下位です。

できない人を早々に見限るのかな、とは思いますが、上位資質(4位)に「共感性」があるためか、意外と何度でも同じことを伝えることに苦がありません。

各資質の解説は上位にある場合がメインなので、下位はその逆なのかな、とは思いますが、いまいちピンときません。

そこで、今回のメルマガのような具体例を上げてご紹介いただけたらと思いました。

まず、ご質問への直接の回答にはなりませんが、私が下位資質について触れるのは、特定の資質が下位にあることでその人が実際に困っている場合のみです。

その点から言えば、ご質問者の場合は「成長促進」が最下位であることでそもそも何が苦手なのかも自覚されていないわけで、要は困っていないのだと思います。

それとご本人も書かれている通り、仮に「成長促進」が低いことで起こり得る何らかの妨げになり得ることも「共感性」でカバーしているとの自覚もおありなので、実際本当に困っていないのだと思います。

なのでこの場合、私としてはご質問に答えることがかなり憚られる感じがあります。

なぜならば、そもそも困っていないのに、すなわち問題がないのにわざわざ問題を作り出してしまう可能性があると思うからです。

要は、それまで意識することのなかった「成長促進」が低いことによる苦手なことに意識を向けてしまい、寝た子を起こすようなことになりはしまいか…との心配です。

とは言えせっかくご質問いただきましたので、情報提供として回答します。

まず、基本的な考え方ですが、資質は才能のかたまりであり、才能とは無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンです。

クリフトンストレングス®(ストレングス・ファインダー®)は、34個の資質の強度をその人なりに順位付けしたものです。

簡単に言えば、上位資質は才能として無意識レベルで発揮されているもの。

下位資質はそうではないものということができます。

すなわち特定の資質が下位にあるということは、それを上位に持つ人が無意識にやっていることを意識的にやらないとできない、あるいは意識しても継続していくことは難しいということを意味します。

「成長促進」は、人に対して無条件に“可能性”を見ている資質です。

「成長促進」上位の人は、自分以外の他者の成長を見ることに喜びがあります。

従い、無意識レベルで他者に成長を促すような関わりをします。

「成長促進」が低いということは、単純に言えば上述したようなことにさほど関心はないし意識が向かないということを意味します。

強調しておきたいのは、「成長促進」が低いから“人を早々に見限る”ということでは必ずしもないということです。

せいぜい言えるのは、「成長促進」が低いことに加えて上位資質の組み合わせによってはそういう傾向が出やすくなるということくらいです。

ここのニュアンスは非常に大事だと思っています。

翻ってご質問者の場合は、「共感性」が「成長促進」の代わりをしている可能性があります。

例えば、誰かが自分の成長を喜んでいるのを見たとします。

「成長促進」上位の人は、もちろんその人が喜んでいること自体にも共感はしますが、それ以上に(他の資質にもよりますが)その人が自分の目の前で成長を見せてくれたことそのものが嬉しいのです。

一方、「共感性」上位の場合は、相手が喜んでいる感情が自分にも伝わり嬉しくなる感じだと思います。

逆に、ある人が自分の不甲斐なさを情けなく思い落ち込んでいたとします。

「成長促進」上位の人は、そんな人を見ても本人以上に可能性を信じているので「きっと大丈夫」という目線で見守ります。

「共感性」の場合は、相手の落ち込んでいるその感情に共感し、気持ちに寄り添い見守ります。

要は、やっていることは(関わり方は)ほぼ同じかもしれないけれど、その根っこにある動機が異なるということです。

繰り返しますが「成長促進」は、他者の成長を見ることそのものに喜びがあります。

「成長促進」が低いということは、“成長”ということに必ずしも意識は向かないと言うことを意味します。

なので、もし他者の成長を促す必要のある立場(マネジャーとして部下を育てる立場等)となった場合は、他の上位資質で補うことを考えれば良いです。

「共感性」の場合であれば、他者を思いやり役に立ちたいとの動機を活かし、相手の成長に何が必要かを考え、配慮し関わっていくということ。

これを言い換えると「成長促進」にとって“他者の成長”は目的そのものであるのに対し、「共感性」の場合は、相手を喜ばせるとの目的を達成するための手段として使うということです。

ここが昨日書いたこととつながることであり、異なる動機を使って同じ(ような)ことをやるということなのです。

長くなったので二つ目の質問への回答は次回とします。

第7期プロファイリング講座

※詳細は、上記画像をクリックしてください。
ストレングスファインダー®徹底活用ガイド

簡単なアンケート(選択式)にお答えいただき、メールアドレスをご登録いただくと上のストレングスファインダー®徹底活用ガイドをプレゼントいたします。お申し込みは、上の画像をクリックしてください。

無料メルマガ「才能を活かして自分らしく楽に生きる方法」

思考を緩め、人間関係を改善し、自分らしく楽に生きる方法を、ほぼ毎日お届けしています。

メルマガ読者限定の特典も提供しています!