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クリフトンストレングス®の資質の組み合わせから内面的な葛藤を読み解く

資質の組み合わせから内面的な葛藤を読み解く


先日は定期開催しているストレングスコーチ向けの資質x資質トレーニングでした。

クリフトンストレングス®(ストレングス・ファインダー®)の場合、人それぞれの特徴が、34個に分類された資質の並びで表現されます。

その中でも上位の1/3ほどでその人の特徴の多くが表現されます。

資質は、単体として「こういう特徴を持つ」というのが言語化されていますが、実際には人それぞれに上位資質の組み合わせは異なるので、組み合わせによる相互作用を考慮する必要があります。

これをギャラップ社では資質の組み合わせによるダイナミクスと表現しています。

資質x資質は二つの資質の組み合わせであり、ダイナミクスを考える上での最小単位です。

ダイナミクスを考える上で大切なことの一つは、組み合わされる資質同士によっては内面的な葛藤を招くこともあり、それを表現してあげること。

例えば私の場合で言うと「最上志向」と「調和性」も時々ぶつかる感覚があったりします。

「最上志向」的には、とことん質にこだわりたい。

「調和性」的には、他の人ともめたくない=不快感を与えたくない。

という特徴がそれぞれにあるので、場合によってはこういうことが起こり得ます。

他の人と共同で何かしらイベントなりを企画、運営しているとします。

「最上志向」的には“どうせやるならば…”とそのイベントを最高のものとするために妥協せずとことんこだわりたい。

一方で、自分と同じほど質へのこだわりを持たない人もいることがわかっている中で自分のこだわりを押し付けてしまうと、それを不快に思う人も出てくるだろうと思う「調和性」が反応して気持ちが引いてしまうことがあります。

「最上志向」で押し切りたいという気持ちと「調和性」で「いや、ここは引いておこう」という気持ちがぶつかり葛藤が起こります。

上記はあくまで一例ですが、資質の組み合わせによっては似たようなことが起こり、内面的な葛藤を引き起こすことがあります。

大事なのは、なぜそんなことが起こるのかのメカニズムを知っておくこと。

それを知っておけば状況に合わせて、例えばどちらかの資質をひっこめるとか、少しおとなしくさせるとかのマネジメントがしやすくなります。

私の例で言えば

「ここは『調和性』を黙らせてとことん質にこだわってやっていこう」

だったり、

「ここは、そこまでこだわる場面ではないから『最上志向』にはおとなしくしといてもらおう」

だったり。

こういうのは、葛藤のメカニズムを自分でわかっていないと絶対にできないことです。

別の側面からもう一つ言えるのは、「最上志向」からくるある種の“尖り”を「調和性」が多少マイルドにしてくれる側面があるということ。

ここはある意味解釈の問題ですね。

ぶつかって葛藤を招く組み合わせと捉えるのか、尖り過ぎると悪さをする部分をマイルドに抑えてくれると捉えるのか。

どちらも事実なのでどちらが良いとか悪いとかではありませんが、その両方があることを理解した上で自分自身のマネジメントに活かすことが大事だと思います。

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