資質の相互作用を読み解く
先日は、私が運営しているストレングスコーチ向けのトレーニングでした。 資質のプロファイリング(資質の組み合わせでの傾向性の読み込み)につなげるための「資質x資質」での傾向性を読み解くトレーニング。 我々が相手にしているのはあくまで人であり、パーツを組み合わせた機械ではないので、どこまで行っても最終的には人それぞれに違う…との結論にしかなりません。 だから特定のツールを使って人それぞれの特性を分析することに意味がないかと言えば、決してそんなことはないと思っています。 最終的には人それぞれに違うというところに行き着いてしまうとしても、そこに至るまでの入口として診断系のツールはとても有効だと思います。 ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)は、人それぞれの思考、感情、行動のパターンをかなり細分化してあり、人それぞれの特徴を明確に言語化された資質同士の組み合わせとして表現することのできるツール。 34個に分類され、言語化された一つひとつの資質から特徴を読み解くことにももちろん意味がありますが、もっと自己理解、他者理解を深めるのであれば、資質の組み合わせによる相互作用を考慮する必要があります。 そうすることにより、より一人ひとり個別の特徴を読み解くことにつながるからです。 もちろんだからと言って 「こういう資質の組み合わせを持っているからあなたの特徴はこうだ」 と決めつけになってしまうのは絶対にダメです。 プロファイリングはあくまで仮説です。 どこまで行っても究極人ってそれぞれに違うし、他人からは窺い知れないところが必ずあることを前提としながら、それでも可能な限りその人に近づこうとするのがプロファイリングだと思っています。 人って意外と自分のことが、いや自分のことだからこそ、わからないことも多いものです。 自己の客観視は、口で言うほど簡単なことではないと思います。 ストレングスファインダー®は、自分の内にある思考を言語化して外に取り出してくれます。 すなわちそれは、自己の客観視に他なりません。 自分がなぜこの場面でこんな反応になり、こんな行動を取ってしまうのか…そのメカニズムを明確に教えてくれます。 資質同士の相互作用を踏まえると、さらに複雑な心理のメカニズムも明らかにすることができます。 例えば私の場合は「自我」という資質が上位にあり、基本的には“認められたい”との欲求が強くあります。 なので、人から褒められたり、承認を受けたりするのは素直にとても嬉しいことです。 一方で、大勢の人の前で賞賛されるような場面ではむちゃくちゃザワザワします。 ホントに「もうやめてくれ~」という気持ちになります(笑)。 それは、「自我」という資質と共に「調和性」が上位だからです。 「調和性」は文字通り人との間で和を保ちたい資質。 それゆえ、自分一人が賞賛される場面だと、自分一人が飛び出ている感覚になり収まりが悪く感じてしまうのです。 「最上志向」もあるので、 「突き抜けた存在として認められたい」 との思いもある一方で 「出る杭にはなりたくない」 という全く矛盾した思いも同時に持ち合わせているのです。 こういったある種の矛盾したその人だけの思考をストレングスファインダー®は明らかにしてくれます。 そういうメカニズムが明らかになることで、より自己を客観的に見つめることが可能となり、相応しくない言動を抑え、相応しい言動を増やすことにつながります。 さらには、自己理解を深めることは他者と自分との違いを明らかにすることに他ならず、人それぞれの違いにも自然と目がいくようになります。 それによって人間関係における摩擦を減らし、周囲の人とのより良好な関係を築くことにもつながります。 ということで、我々ストレングスコーチは、支援する相手がより良く生きることを目的に自己理解を深めるお手伝いをする存在として、決して行き着くことのないゴールを目指して旅をし続ける存在なのだと思っています。 というか、そうあらねばと思っています。ストレングスファインダー®xアサーティブ講座
※詳細、お申し込みは、上記画像をクリックしてください。
ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
簡単なアンケート(選択式)にお答えいただき、メールアドレスをご登録いただくと上のストレングスファインダー®徹底活用ガイドをプレゼントいたします。お申し込みは、上の画像をクリックしてください。
無料メルマガ「才能を活かして自分らしく楽に生きる方法」
思考を緩め、人間関係を改善し、自分らしく楽に生きる方法を、ほぼ毎日お届けしています。
メルマガ読者限定の特典も提供しています!