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才能目線での自己理解が人生を豊かにする

才能目線での自己理解が人生を豊かにする


このGWは、某国立大学のオンデマンド講義の動画作成に注力していました。

この大学では、5年以上前からキャリア教育の一環としてストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)を導入されています。

当初はもちろん現場での講義を実施していましたが、コロナ渦以降は動画配信となりました。

学生向けということで、飽きさせないように主にアニメーションで作成したのですが、「最上志向」持ちなのでどうしても凝ってしまい、むちゃくちゃ時間が掛かりました…(^_^;)

それでも、その甲斐あって、手前味噌ながらわかりやすく伝えられる良い動画ができたと思います。

彼ら(大学生)に伝えたいメッセージは、ストレングスファインダー®そのものというより、まずは自分が持っている“才能”に気づいて欲しいということ。

それは、大学生に限った話しではありません。

“才能”という切り口で自己理解を深めるのは、特に将来のキャリアを考える上でとても大事なことだと思います。

特にキャリア形成において大きな比重を占める“働く”ということにおいて。

なぜならば、ここで言う才能とは、自分にとってごく当たり前に苦も無くできてしまうことを意味しているから。

苦も無くできてしまうことで他者貢献することを意識した働き方を選ぶのは、多くの人にとってハッピーなことだと思います。

自分が当たり前に苦も無くできてしまうことは、伸びしろも大きいです。

自分の才能を意識すればするほど、いろんなことがうまく回っていく確率が上がります

さらには、自分が普段当たり前にしていることは、自分にとっての大切にしていることであることが多いです。

すなわち自分の才能を活かすということは、自分が普段大切にしていることに沿う働き方をするということなので、その分ストレスも感じにくいと思います。

もちろん、自分が大切にしていることを他者に押しつけず、他者が大切にしていることを押しつけられないことが大事なのは言うまでもありません。

自分の才能を知るということは、同時に他の人と自分がどう違うかを知ることにつながります。

それゆえ、皆が自分だけの才能に目を向け始めると、自然とお互いの価値観を尊重することにつながっていくはずです。

そういう視点を若いうちから持っておくのは、単純に良いことだと思うのです。

とは言え、特に大学生くらいの年齢だと、いろんな意味でまだ固まり切れておらず、ある種の揺らぎがある年代だと思います。

言い換えると、いろんな方向にまだまだ開発される余地が、そしてその可能性が広がっているということ。

だから若いうちは、「自分の才能はこれだ!」と決めつけてしまうのではなく、あくまで可能性を広げる、伸びしろのある一つの方向性として自分の才能を見ていくことが大事です。

あまり才能という視点に縛られ過ぎず、いろんなことにチャレンジしていくことも必要だと思っています。

一方、十分に人生経験を積んできた人にとって自分の思考、感情、行動のパターン、すなわちストレングスファインダー®で言うところの才能は、かなり固定化されていると思います。

そういう人たちにとっては、むしろ今やっていることを自分の才能を活かせる方向に絞り込んでいく意識の方が良いのかもしれません。

私の場合はまさにこれをやってきたのだと思っています。

言い方を変えれば、自分の才能が活かせないことからは足を抜くということ。

それ自体もチャレンジングなことではありましたが、私自身はそういう生き方を選択して間違いなく正解だったと思います。

ひょっとしたら、人生のどのタイミングで才能目線の自己理解の大切さに気づくかにより、その先の進み方は異なるのかもしれません。

ただ言えることは、才能目線での自己理解は、キャリア形成において重要な役割を果たすのは間違いないということ。

ストレングスファインダー®がこれだけ広がってきているのも、その現れだと思います。

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