相互理解で苦手な人を減らす
先日、影響力の資質を上位に多く持つ方をゲストにお迎えしての勉強会を開催しました。 影響力の資質の中でも「指令性」「自己確信」を共にTOP5に持つ人はごく稀です。 恐らく数百人に一人くらい。 すなわち、ある意味そういう方は少数派であり、周囲の人からするとそういう方と接する機会が少ないだけに理解しづらいところがあるのが事実。 「指令性」x「自己確信」の人が他の人と大きく異なるのは、物事を自分(だけ)で決めることに躊躇がないこと。 他の多くの人は、なんだかんだ言って自分以外の人がどう思うかが気になってしまい、他者の意見で自分の意見が左右されてしまうのもままあること。 善し悪しではなく…。 ここからどこにつながるかと言えば、「指令性」x「自己確信」の人は相手と対立することを恐れずに自分の意見を率直に表現できるということ。 そして、こういうところを周囲にいる少なくない人たちが威圧的だと感じてしまいがち。 特に「調和性」「共感性」といった人間関係構築力の資質が上位にある人は、自分自身が相手と対立しないように、相手を不愉快にさせないように気を遣うだけにそうなりがち。 すなわち、不必要に萎縮してしまいがち。 ところが、自分の言いたいことを本音で率直に発言できる人は、それを相手にも求めるのです。 人は、自分が大切にしていることを当たり前に相手にも求めてしまうものだから。 その結果何が起こるかと言えば、双方が相互に相手のことを理解しないまま自分の思考を野放しにしていると、無用なすれ違いを助長してしまいがちだということ。 だからこそ、相互理解が大事なのです。 ところが、その相互理解というのがそうそう簡単ではない。 というのが、誰でも自分なりの無意識の前提があり、その前提の上で相手を理解しようとしがちだから。 例えば、「規律性」上位の人は、自分が必要だと思えばそれが何であれ苦も無く習慣化することができます。 他の多くの人にとって、すなわち習慣化が難しい人にとって習慣化は強い意思が必要なものと認識しているはずです。 すると、その前提に立ち「習慣化が得意な人は意思の強い人だ…」的に思い込んでしまうことが起こり得ます。 でも実際にはそういうことではなく、「規律性」の人にとっては習慣化してしまうことの方が思考を無駄に使うことがない分楽だという感覚なのです。 大事なのは、自分の思考ゆえの前提を一旦脇に置き、自分と違う思考を持つ人が自分とは違う“何を大切にしているのか”という目線で理解しようとすること。 影響力の資質が高い人と人間関係構築力の資質が高い人との間では、お互いが良かれと思っていることが相手にとっては必ずしもその人の心地良さにはつながっていないということを念頭に置くことが大事だということ。 相手にとって快適な関わりをするためには、相手の大切にしていることを理解するという視点を持つことが大事だということ。 そうやって相互理解を進めていくと、お互いの関わり方が少しずつ変り、それまでのすれ違いが大きく減っていくと思います。 実際に「調和性」を上位に持つ私も、昔は影響力の資質が上位であったであろう人たちに大きな苦手意識がありました。 それが最近は、かなり払拭できたと実感しています。 それどころか、昔はそういう人たちに抱いていたネガティブな感情もなくなり、むしろ正直で、わかりやすく、付き合いやすい人と認識が書き換わりました。 今は“できるだけ”そういう人の前では正直で、率直にいようと意識しながら接しています。 苦手な人が減ることは、それだけで生きやすくなることを意味します。 人が抱える悩みの多くは、いや、そのほとんどは、人間関係の悩みなのだから。 -----------ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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