上位資質の特性を活かす(苦手への対処)
自分の苦手なことに対処する方法の続きです。 多少応用編っぽくなりますが、こういうことができるようになるとかなりの達人だと思います(笑)。 何をやるかと言うと、上位資質の本質的な動機付けを活かせないかを考えてみるということです。 これもまた度々書いていますが、私の場合は「責任感」や「自我」を意識的に使うようにしています。 「責任感」は自分の役割や責任範囲が明確になると、それを確実にまっとうしようとします。 多少苦手なことであってもその困難さを乗り越えてでも実行につなげます。 だから、今の自分の立場でやり遂げるべき役割は何なのかを徹底的に明確にすることで、自分の苦手にすら立ち向かうことができるようになります。 私の場合で言えば、かつて組織のマネジャー時代に「責任感」持ちゆえに人に任せず抱え込みだったものを、マネジャーの役割として“人を育てる=信じて任せる”があることを強く認識することで“任せる”ができるようになりました。 そして、より効果的にその特性を活かすには、周囲の人たちに自分はこれをまっとうすると宣言することです。 「自我」も併せ持っている場合(私)はさらに効果が出やすいです。 自分でやると言っておきながらできないと恥ずかしく感じるからです。 どちらかと言えばネガティブな動機づけですが、それだけに効果は高いのです。 ま、基本的に無理やり苦手なことに取り組むことを推奨はしないので、あくまでどうしても必要な場合の手ですが…。 ということで、まずは自分の上位資質の特性(本質的な動機づけ)を理解することが必要です。 その上で、その特徴的な特性で自分の苦手なことに対処できないかを考えてみるとよいです。 いくつか例をあげておきますね。 「規律性」であれば、やりたいことを細かくタスクに分解して日々のルーティンに落とし込んでいく。 「未来志向」であれば、それを実行したその先にどんな未来が待っているかを詳細に思い描く。 「競争性」であれば、競い合う仲間を見つけてゲーム的な楽しみを見出す。 「着想」であれば、やるべきことに偶発的な要素を盛り込む。 例えば実行するタスクの順番をくじ引きで決めるとか。 それぞれの上位資質の特性を活かす方法がないかを、ゲーム感覚であれこれと考えてみると良いと思います。 ----------- 2021年12月にストレングスファインダー®の34資質のプロファイリングセッションを受けていただいたお客様の声をまとめました。
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