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強みを磨くということは、弱みも尖らせるということ

強みを磨くということは、弱みも尖らせるということ


先日は、ストレングスファインダー®研修を検討されている企業さんとの打ち合わせでした。

恐らくはコンペ形式になっていて比較検討さているのだと思います。

受注に至るかどうかは置いておいて、終わってから「またやっちまったなぁ」と思ってしまいました。

「適応性」上位で、かつ「戦略性」下位の私は、“狙いを定めて取りにいく”との感覚が希薄です。

今回もついつい「相手の出方次第だ…」と思ってしまい、何の準備もせずに打ち合わせに臨みました。

それなりに打ち合わせの中で説明はできたけれども、打ち合わせとは言えある意味“プレゼン”の場でもあったわけで、その意識があればスライドなりを準備して説明することがあっても良かったなぁと。

こんなふうに基本的にすべてが受け身であり、行き当たりばったりなので、結果的に非効率になっていることが多々あります。

それでも一方で、そういう自分の特性だからこそ、状況に合わせて柔軟な対応が取れるとの強みにもつながっています。

研修で言えば、相手のニーズに合わせてプログラムも柔軟にカスタマイズするし、当日の状況に合わせて臨機応変に対応できたりもします。

結局のところ、どんな人であってもその人なりの思考パターンには必ず表と裏の両面があります

そして、表の部分だけを見せ続けられる人は絶対にいないのです。

それを踏まえて表の部分をより磨きつつ、裏の部分にはできるだけ“対処”していく。

これが理想ですね。

とは言え、表を磨けば磨くほど本来その裏側も合わせて強化されていくので、裏側への対処も簡単ではないです。

というか、もっと言えばある種のあきらめも必要となってきます。

開き直りとも言えるかな。

こういうことって「うまく“バランス”を取ろう」と思ってやってもうまくいかないことが多いと思います。

強みを尖らせることは同時に弱みを尖らせることにもつながります。

弱みの部分にもそれなりに対処しつつ、ある程度あきらめるということも必要だし、他の人に頼ることで補っていくことも必要です。

そう考えると、弱みの部分ばかりに目を向けて、それを“自分で”何とかしようと考えている人ほど強みを強化していくことにつながりにくいのだと思います。

自分にとっても永遠の課題なのだけれど、いかに自分にはない強みを持っている人に頼れるか、いかに人に頼ることを自分に許せるか、が大事だなぁと思うのです。

そうすることで、自分の強みを迷いなく存分に磨き、発揮していくことができるのだと。

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