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上位資質の動機づけを使って苦手に対処する

上位資質の動機づけを使って苦手に対処する


私の場合個人セッションはクライアントさんのニーズに合わせて自由に関わり方を変えていきます。

コーチング的に引き出すことに集中することもあれば、がっつりコンサルすることもあります。

そして、コンサル的に関わるときに私が特に大事にしていることがあります。

それは、得意を伸ばす方向にも、妨げになっていることに対処する方向にもクライアントさんの上位資質からくる動機付けを活かすということです。

前者はイメージしやすいと思いますが、難しいけれども大事なのが後者です。

自分の上位資質ゆえ、あるいは特定の資質が下位にあるゆえに自分にとってよくないことを引き起こすことがそれぞれにあります。

それは、ついつい無意識にやってしまうことだったり、やろうと思ってもなかなかできないことだったりします。

それに対して無意識にやってることを“頑張ってやめましょう”だったり、出来ていないことを“頑張ってやりましょう”とアドバイスしたところで、「そんなのできればとっくにやってるわ!」という話しになってしまいます。

もちろん頑張ってやること自体は必要なんだけれども、それだけではなかなか続かないのも事実です。

なので、頑張らないとやれないことを実行するハードルを少しでも下げてあげたいわけです。

例えば、これは何回か書いてることではありますが「責任感」が上位の私は人に任せるというのが苦手です。

ついついやれることは自分でやってしまいがちです。

「最上志向」で自分がやった方が質を担保できると思ってしまうし、「自我」で“自分が出した成果で認められたいというのもあるし、「調和性」で人に頼む=迷惑を掛ける的な思い込みもあったりします。

で、自分のそういうところに気づき、その思考の枠を広げる意味でも頑張って人を頼る任せるということをやっていくのが大事です。

でも、それをやり続けるのは結構なエネルギーが必要です。

そこで、自分にとって難しいことをいかに自分の上位資質の動機づけをうまく使ってやっていくかということになります。

自分の場合で言えば例えば「最上志向」が使えます。

上で「最上志向」的に自分でやった方が質が担保できると書いたことと矛盾しますが、事実としては自分がやるよりは他に得意とする人がいたらその人に任せた方が楽に質を上げられるわけです。

そういう事実と向き合うと“他の人に任せない”理由が一つ消えてしまいます。

他にも「責任感」をうまく使うことも考えられます。

それは、自分の役割、責任というものをしっかり認識することです。

例えば自分が何らかのコミュニティ運営をしているとするならば、自分が一人で何でも抱え込んでいるとコミュニティの活性化は図れません。

自分が責任者である以上、自分の役割として責任として他の人にも役割を与え活躍してもらうことが必要となってきます。

こんなふうに自分の上位資質の動機付けをうまく使っていけば自分の苦手なことへの対処もやり易くなると思います。

と自分のことを書いてはみたものの「言うほどやれてないなぁ」と思ってしまったので(^_^;)、実践で頑張ります!!

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