思考の枠の余白を広げると良いことずくめ
「自分の生きづらさって何だったんだろう?」 と振り返ってみると、自分自身の思考の枠に“余白”が無かったんだなぁと思います。 ここで言う余白とは、許せる、許せないの境界部分のこと。 この余白が多ければ多いほど、他者とのすれ違いは少なくなります。 余白が少ない状態は、他者の言動を自分の正しさの基準でジャッジしまくっている状態。 だから、余白が十分ある状態というのは当然この逆、すなわち他者をやたらと自分の基準でジャッジしないと言うことです。 でも、これが難しいわけですよね。 誰でもついつい“無意識に”ジャッジしてしまうものです。 だから、まず必要なのは繰り返し書いているように、そういう自分を客観視すること。 ネガティブな感情が湧いたときに 「なぜ、自分はこんなふうに感じるのだろう?」 と、自分に問いかけるくせをつけること。 まずここからですね。 そして、 「自分はこういうことを大切にしているから、それを大切にしない(ように見える)人のことが許せないんだ」 と見えてきたらしめたものです。 こんなふうに、少し自分のことを客観視できてくると、冷静に周りを見渡せるようになると思います。 そして、こんなふうにも感じるかもしれません。 「自分が大切にしていることを気にかけない人って、意外と多いんだな」 そして、 「ひょっとして、自分の信じてる正しさって世の中の標準ではないのかもしれないな」 という感じで気づけると思います。 ここまで来たら、後は実践ですね。 何を実践するかと言えば、これまでやらなかったことをやる、そして、これまで当たり前にやってきたことをやめてみる…です。 ここも、これまで何度も書いてきたことです。 それをやっていけばいくほど、自分の中で選択肢が増えていきます。 選択肢が増えれば増えるほど、自分の思考の縛りが緩み、すなわち余白が広がります。 そして、そうやって選択肢を増やしていくことで得られるもう一つの良いことがあります。 選択肢が増えるということは、すなわちそこから“選ぶ”という行為が発生します。 選ぶという行為には自己責任が伴います。 逆に言えば、その選んだことで起こる結果について自分で責任を引き寄せない限り、選ぶこと自体が出来ないはずです。 何を選んだとしても、それによって引き起こされる結果に自分で責任を持つ前提であれば、何が起こっても後悔は少なくなります。 そういう意味で、上で書いたような余白を広げる行為は良いことずくめだと思うのです。
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