ストレングスファインダー®で自分と他者の関係性を改善する その5
今回は、自分が変わる=自分のことを肯定的に見る=自分のことを許す、認める、受け入れる
ことで、実際に他者との関係性がどのように変わるのかを書いてみます。
ここも、一旦は逆説的に説明した方がわかりやすいかもですね。
自分のことを否定的に見ていると、すなわち自己肯定感が過剰に低いとどうなるかというと、自分の関わりに対する相手の反応を過剰にネガティブに受け取りがちだと思います。
例えば、私は人に何かを頼むのが極端に苦手です。
誰かを何かに誘うのも同様。
それはなんでかと言えば、端的に断られるのがイヤだから…。
というか、もっと言えば、
「自分なんかが頼んでも、自分なんかが誘っても、どうせ受けてもらえない」
が前提になってるんですよね。
それともう一つは、相手を煩わせたくないとか無意識に思ってしまうところ。
このあたりは、自分の資質的に言えば「調和性」とか「自我」が関連してくるところです。
で、こういう自分でいると何が起こるかと言えば、実際に頼んでみたり、誘ってみたりしたにも関わらず断られてしまうと、「あ、やっぱり…」という感覚に陥るのです。
「どうせ自分なんて…」の感覚を強化してしまう感じですね。
で、こうなってしまうと、次からますます頼み(誘い)づらくなってしまう。
そして、その裏返しもあり、自分自身が断られることを過剰に恐れていると、今度は他の人から頼まれごとをされたり、何かに誘われたりした時に断りづらくなってしまいます。
ここも結局は“こんな自分が”断ってしまうと次からは頼られない(誘われない)のではないかとの恐れなわけです。
そもそもその感覚がない人にとっては、「なんだそれ?!」って感じでしょうね(笑)。
いずれにしても、こんな感じでいるとやっぱり窮屈ですよね。
なので、この負のスパイラルから逃げ出すためにはどこかを断ち切るしかありません。
それは、断られることもある前提で、思いきって頼る(誘う)をやってみるでもいいし、相手を悲しませることもある前提で、思い切って断るをやってみるでもいいと思います。
前者であれば、意外とすんなりと相手が乗ってきてくれることに気づけるでしょう。
そして後者であれば、こちらが相手の望みに答えられなかったからといってただちに相手との関係性が崩れるわけではないということに気づけるでしょう。
そして、そういう気づきは「あっ、こんな自分でもいいんだなぁ」という感覚につながるはずです。
自分の思考やあり方が自分の言動を生み出す訳ですが、その逆に自分の言動を変えていけば自分の思考やあり方も変えられます。
そして、自分の言動を勇気をもって変える時に意識するといいのは、自分の存在が周囲からそのまま受け入れられている“つもり”になってみることです。
極端な言い方をすれば、例えば誰かに何かを頼む際に
「私の頼みなんだから、当然聞いてくれるよね!」
くらいの体で接するということです。
ここって結構大事で、何かを頼むのが苦手な人って“相手に迷惑を掛ける”が前提にあったりするので、必要以上に恐縮してしまうきらいがあると思います。
そういう非言語の部分が相手には伝わるんですよね。
あー、自分で書いてて耳が(目が?(笑))痛い!
ということで、周囲の人に配慮し過ぎてしまい、人間関係が窮屈に感じてしまう人は参考にしてください。
だいぶ前回と内容が被っていると思いますが、大切なことなので繰り返し書いています。
そして実は、こんな風に自分が過剰な配慮をしてしまうだけに、それをやらないように見えてしまう人に対してネガティブな感情が湧くこともあります。
ここは、次回に回します。
今日書いたことって実はダイレクトにアサーティブとつながります。
アサーティブは、さわやかに「No」と伝えるコミュニケーションという側面があるからです。
なかなか人からの頼み(誘い)を断れない方は是非一度アサーティブを体感しに来てください。
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