無意識でやっているか、意識的にやるか
ストレングスファインダー®の34個の資質は、4つのグループに分類されています。 このうちの9つの資質が「人間関係構築力の資質」として分類されています。 「人間関係構築力の資質」は、文字通り人とうまく関係性を築いていくということに意識の向きやすい資質です。 表現が矛盾しますが、ある意味“無意識に”コトよりもまずヒトを優先するところがあります。 上位の5つの資質に3つとか4つとかの「人間関係構築力の資質」が入っている人は、当然その傾向が強くなります。 そういう方は、無意識に、そしてそれゆえに自然に、周りとの接点を持ちコミュニケーションが取れる人です。 一方で、「人間関係構築力の資質」が上位に無かったり少なかったりで、例えば「実行力の資質」が上位に多い人は、ヒトよりもコトを優先し、何かを達成すること、成果を出すことに重きをおきます。 つまり、無意識でいると人と関わる絶対量が少なくなりがちです。 それが必ずしも悪いことではありませんが、チームで仕事をする上では、やはり意識的にでもコミュニケーション量を増やす必要があります。自分の上位資質を活かしてコミュニケーションを増やす
コミュニケーションを増やす方法は、様々あると思いますが、「実行力の資質」を上位に持つ人であれば、ヒトに関わることをコトに置き換えるのも一つの手段だと思います。
例えば「達成欲」を上位に持つ人であれば“◯◯さんに声を掛け会話を交わす”を一つのタスクとして、自分の日々のToDoリストに加えてしまうのも手だと思います。
「そんなタスク化されたコミュニケーションの取り方で効果があるのか?」と思われるかもしれませんが、ある意味コミュニケーションは量が質を上げるという側面があると思うので、その先のより質の高いコミュニケーションへの入り口、きっかけ作りとしてこういうのは“有り”だと思います。
かく言う私も以前企業で管理職をしていた時代に、これと同じようなことを実際にやっていたことがあります。
上位に「調和性」や「適応性」の「人間関係構築力の資質」はあるものの、一対一の会話が苦手な私は部下とのコミュニケーションの少なさに課題を抱えていました。
そこで私は意を決して、あることを始めました。
それは、自分のノートに部下の名前と日付をマトリックス状にした表を作成し、毎日一人ひとりの部下とコミュニケーションを取ったかどうかを記録していったのです。
最初は会話というより、とにかく何でも良いので声を掛けるということから始めました。
そのうち副次効果としてあることに気づきました。
日々会話を交わしやすい、声を掛けやすい人とそうでない人の差が◯の数として顕著にそこに表れていたのです。
自分でもなんとなくはわかっていたものの、客観的に眺めるとやはりショックでした。
そこで、とにかく毎日全員に◯がつくことを目標として半年ほど取り組んだところ、最後には本当に毎日全員に◯がつくようにまでなりました。
その当時定期的に面談をやっていたのですが、全員に◯がつくようになった頃には部下からこんなことを言われるようになりました。
「いつも声を掛けてもらいありがとうございます。」
最初はぎこちなかった会話も、慣れてくると“それなりに”会話できるようにもなっていました。
そして併せてその当時意識していたのは、出来る限り笑顔で接することです。
私の場合笑顔は決してデフォルトではありませんが、今では違和感なく笑顔が“作れる”ようにはなりました。(笑)
今無意識にできないことを、無意識にできるようになろうとするのは土台無理だし、それを求めるのは自分を苦しめるだけです。
だから、無意識にはできないことをあきらめて、どう意識的にやるかを考えれば必ず何らかの答えが出てくると思います。
上記の私の例は、「実行力の資質」である「責任感」を使って、コミュニケーションの量を増やすということを意識的にやった例とも言えます。
管理職の役割を全うするためには、部下とのコミュニケーションの質を上げる必要がある。
そしてそのためには、まずコミュニケーションの量を増やす必要がある。
そう考えることで、自分の行動を意識的に変えることができました。
自分の上位資質をうまく使えば、当たり前には出来ないことでもそれが必要であれば意識的に実行できるようになることもあります。
こういうのもストレングスファインダー®を通した自己理解のメリットだと思います。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。



