「収集心」をより効果的に活かす
「収集心」の原語は、Input。 自分の知らないことがあれば、いくらでも情報を集めストックしておきます。 「収集心」の人は、モノや情報を捨てるのが苦手ですが、これがどこからやってくるかと言えば「いつか役に立つかも…」という感覚です。 それでも、「収集心」を上位に持つ人は、自分の知らないことがあると自分で調べるのが当たり前になり過ぎていて、自分がそうやって溜め込んだ情報や知識が他の人の役に立つという感覚が薄いかもしれません。 なぜならば、 「そんなの調べればすぐわかるじゃん…」 という感覚があるからです。 「収集心」上位の人は、他人から何かを尋ねられた時 「なんでググれば簡単にわかることをわざわざ訊くんだろう?」 と感じることが多いかもしれません。 だから、たくさんの情報、知識を頭の中に抱えていながらそれをアウトプットすることに意識が向きづらいのです。 「収集心」の人が理解しておいた方が良いのは、そもそも情報を入手するということそのものに才能が発揮されているということです。 「収集心」を持つ人は、ネット検索する際にどんなキーワードの組み合わせで所望の情報が得られるかが直感的にわかる感覚があると思います。 これは、常に情報を集めることが当たり前になっているがゆえに、その感覚が磨かれているということです。 逆に言えば、自分が持っている「そんなの調べれば簡単に出てくるじゃん」というのは自分はそうだと言うだけで、他の人もそうだとは限らないということです。 もっと言えば、「何かわからないことがあれば人に聞いた方が早い」と思っている人がたくさんいるのです。 繰り返しますが、自分の知らないことを簡単に調べ上げて情報を溜めておけるのは「収集心」ゆえの才能です。 ここに気づければ、自分の頭の中に詰まっている種々多様な情報が、いかに貴重なものなのかがわかるでしょう。 つまりは、「収集心」を活かすカギはアウトプットです。 アウトプットすることで空いたスペースに更にインプットしていく。 こんなサイクルが回せるといいですよね。 具体的には、自分が持つ情報を役立ててくれる人が誰で、その人たちにどのように、どんな場で情報を提供できるか、その仕組や機会を意識的に作ることで「収集心」を活かした貢献ができると思います。 私の場合で言えば、コーチ仲間のコミュニティでGallup社の提供している情報などをシェアすることで貢献しています。 それから、アウトプットを効果的に実施していくためには、集めた情報をすぐに取り出せるようにしておく必要もありますよね。 「規律性」を持っている人であれば、きちんとフォルダを分けて整理、整頓して情報を蓄積しているでしょう。 私の場合はかなりの面倒くさがりで整理整頓が苦手なのですが、どこにあっても検索すれば探し出せるだろう…という感じでとりあえず放り込んでおく…みたいな感じです(^_^;)。 ま、それでも取り出せさえすればいいんですけどね。 いずれにしてもアウトプットを意識すると、そのためにどうするか…という思考が回り始めると思います。 繰り返しますが、誰がどんな情報を欲しがっているのか…ここに意識を向けて自分の持てる情報を効果的に活かし、貢献していきましょう。
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