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ストレングスファインダー®と自己基盤 2018

先日、近藤真樹コーチをお招きし、今年で4回目となるストレングスファインダー®と自己基盤(パーソナルファウンデーション)のワークショップを開催しました。


昨年もまったく同じ時期に開催し、その後まったく同じような内容でブログを書いていました。

その意味では、このワークショップが自分を振り返る良い機会となっています。

自己基盤を整えることの意味


ストレングスファインダー®と自己基盤は、とても密接に関連しています。

自己基盤とは、自分自身の土台となる部分のこと を言います。

何をやっているかのDoingの部分ではなく、どうあるかのBeingの部分、すなわち“あり方” を言っています。

この土台の部分が揺らいでいると、せっかくの資質も強みとして活かせるどころかむしろ弱みとして働いてしまいます

ストレングスファインダー®の資質は、あくまで表に出てきている思考、感情、行動のパターンであり、それが活かせていれば強みとなり、そうでなければ弱みとなります。

言い換えると、資質とは道具のようなものなので、それをどう使うかが大事なのです。

と言うか、多くの人はそもそも“使う”という概念は持っていなくて無意識に出てしまっているわけですが、自己基盤の安定具合により強みとして出がちなのか弱みとして出がちなのかが変わってくる わけです。

自己基盤が整っていないと資質は弱みになりがち


では、自己基盤が安定している状態ってどういう状態かと言えば、一言で言えば心が安定していて迷いのない状態 ですね。

もちろん、常に迷いなく安定している状態を保つというのは無理がありますが、揺らいだら揺らいだで元の安定した状態に早く戻れるということでもあります。

では、迷いがあり、安定していない状態とはどういうことかと言えば以下のような状態です。

常に何かしら気がかりなことがあり、それにより何かと行動にブレーキが掛かる。

自分の選択を他の人がどう感じるかが気になり、自分の言動を自分で選択することを無意識に避ける。

常に何かしら満たされていない感覚があり、不安感がある。 etc.

いずれにしても言えるのは、自分が自分らしくいることを自分に許していない ということでもありますね。

ある意味自己否定感が強い状態です。

この状態だと、ストレングスファインダー®の資質はことごとく悪さをすることになります。

かつての私がまさにそうでした。

「責任感」は自分を責め、そして他者を責め、「自我」は満たされない感により“拗ね”を生み出し、「調和性」は必要以上に対立を恐れるか、意見の同調を求め、それを「責任感」で周囲に強いてしまう。

別の言い方をすれば、私の場合で言えば自己基盤が脆弱だった頃は「こうあらねば」をガチガチに抱え込んでいた 状態でした。

“べき”、“ねば”を緩める


それを緩めることが、私にとっては自己基盤を整えることにつながっていました。

緩めるためには、なぜそれをガチガチに抱え込んでいたのかを知る 必要があります。

私の場合は「最上志向」も相まって、“優秀で、ちゃんと、きちんと正しくあり、聞き分けの良いいい人”であらねばならない。

そして、そういう自分でないと無価値であるとの思い込み がありました。

だから、緩めるという意味はこの思い込みを手放すということ を意味します。

でも、いきなり思考そのものを変えることは難しい です。

なぜならば、こうでなければの思い込みは自分の存在価値と密接につながっているので、思考を変えることは自分の存在価値を脅かすことそのもの だからです。

だから、思考はそのままでいいから“無理やりにでも”行動を変えてみることが必要 なのです。

何をやるかと言えば、自分の思い込みでやってこなかったことをやってみるということです。

つまり、端的に言えば、“それまでの逆をやる” ということです。

例えば、私の例で言えば、自分が「こうだ!」と思うことは「調和性」を脇に置いてそう主張してみる。

アウトプットの質を敢えて下げてみる。

できないことは、できないと素直に言ってみる。

これを書いてみてまだまだ出来てないなぁと実感しましたが、それはさておき(^_^;)、こういうことを少しずつやってみると、思い込みは本当に思い込みに過ぎないと気づくことができます。

そうなると、少しずつそれらの思い込みは緩んでいきます。

思い込みが緩んでいけばそれまである種の渇望感で動いていたものが、そうではなく自分がどうしたいのかの自分の選択で動ける ようになります。

そしてその選択とは、自分の資質を自覚した上で場面場面でどう振る舞うのが相応しいのかを自己責任で選ぶ ということです。

すなわち、弱みに対処しつつ強みとして活かすという資質のマネジメントを、意識的に実行する ということです。

自己基盤とコーチング


私のコーチングは、まさにここにフォーカスしています。

資質からみた傾向性を分析し、弱みへの対処法、強みとしての活かし方はいくらでも説明できるし、それはそれで意味があります。

それでも上で書いたように、自己基盤が脆弱だといくら頭でわかっていてもできないものはできない のです。

資質をうまくマネジメントし強みとして活かす。

そのためにはあり方を整える必要がある。

あり方を整えるためには、それまで自分に許していなかったことにチャレンジする必要がある。

そして、それは往々にしてとても怖いこと。

だからこそ、そこにコーチという伴走者が必要。

自己否定感が強く「基盤が揺らいでいるなぁ。」と感じたら、是非コーチをつけてみてください

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