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自然な欲求の先に、成果がある

先日は、ストレングスファインダー®「資質探求講座」の開催日でした。今回のテーマは「収集心」と「学習欲」。どちらも「知る」ことに価値を見出す資質ですが、この講座では単なる特徴の学習にとどまらず、その振る舞いの奥にある「根源的な欲求」に深く迫っていきます。

なかでも「学習欲」の根底には、知識を得たり理解を深めたりするプロセスそのものを楽しむ気持ちがあります。まるで階段を一段ずつ上るかのように、学びの過程そのものに喜びを感じるのです。「何かを学びたい」という気持ちは、結果を出すために努力するというよりも、学ぶ行為そのものが喜びであり、完結した目的となっています。

そのため、「学習欲」が上位にある人は、知識を得たり理解を深めたりすることそのものを目的としているため、成果を出すことや何かをやり遂げることに強く意識が向かないこともあります。

一方で、実行力資質が上位にある人は、「必要だから学ぶ」「成果につながるから学ぶ」という動機が強く、学習と行動が直結しています。この違いを知っておくだけでも、自分自身の資質の使い方に対する見方は大きく変わってきます。

しかし、たとえ「学習欲」が高く実行力が弱めだったとしても、学びたいという動機付けを起点にして、最終的に何かを“やり遂げる”ことにつなげることは十分に可能です。

たとえば、「プレゼンの構成を知りたい」という興味から本を読んだり講座に参加したりしているうちに、自然と自分なりのプレゼン資料が形になっていたり、「新しい業界の仕組みを知りたい」と情報を集めるうちに、社内提案のためのレポートが仕上がっていたりする。学びたいという純粋な動機に従って動いているうちに、気づけばアウトプットに結びついている、そんな流れです。

「学習欲」を持つ人にとっては、学びたいから動く→動いているうちに何かが形になる、という順番が自然です。だからこそ、「まず成果ありき」で動こうとするのではなく、「学びたいから始める」ことを自分に許してあげることが大切です。そのプロセスに十分な時間や余白を設けることが、結果的にアウトプットにたどり着く一番の近道になる場合も多いのです。

いずれにしても、自分の上位資質の根源的な欲求を理解し、それをどう生かすかを考えることが、資質を“強み”として育てていくための第一歩です。


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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。



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