他者の苦手なことは「仕方ない」と受け止める
先日は、十数名の従業員がいらっしゃる中小企業にてクリフトンストレングス®研修でした。 代表の方が以前私が講師を務めるストレングス関連の講座に参加してくださったことがきっかけでお声がけいただきました。 私の研修の目玉は、冒頭で実施する上位資質の組み合わせを読み解いていく資質のプロファイリングです。 今回の研修もほとんどの方がご参加いただき、自己理解と共に他者理解を深めていただきました。 今回の研修は、その経緯から言っても理想的だったなぁと思います。 それは、まずは経営者の方自らがクリフトンストレングス®を通して各自が強みを活かし合うことの大切さを理解されていること。 こういう企業は当然ながらその後も強み目線で人と関わっていくとの文化が根付きやすいです。 さらには、職場で共に働くほぼ全員がその場にいて自分以外の人の解説も聴いているということ。 (ちなみにやむを得ず欠席された方の分はその場でZoomを活用して録画し提供しています) 他者理解という目線では、もちろん他者の自分にはない強みを理解するというのがとても大事です。 自分とは異なる他者の特徴を強み目線で見ていくことでより相手を尊重する意識が醸成されるからです。 一方、こちらもとても大事だと思うのが相手の苦手な面も同時に理解できるというところ。 自分が苦も無くできることを相手ができない(やらない)ことでちょっとした衝突やすれ違いが起こりがちです。 でも資質の並びによっては自分が当たり前にできることもどれだけ頑張ったとしてもうまくできない人も当然います。 それを“資質の並びを通して理解する”ことに意味があるのです。 自分自身も下位に並んでいる資質が必ずあるわけで、それらはある意味自分にとって苦手なことを表しています。 自分だってそうなのだから他の人も当然そうなることが理解できるのです。 場合によってはそれまで自分ができる(やっている)ことをできない(やらない)人の人格そのものを否定していたものが「この資質が下の方だから仕方ない」となりやすいのです。 ある意味人格から切り離す形で資質のせいにできるということです。 この「仕方ない」という感覚で人と接することがとても大事だと思っています。 「仕方ない」と捉えるのは良い意味で自他共にあきらめるということ。 「こうなるのは仕方ない」と捉えられればそれを前提としての工夫や対処が生まれます。 例えば私の場合で言えば「適応性」が上位で「原点思考」は下位であることもあり、今今起こっていることに意識が向きがちで過去のことはすぐに記憶から消えていきます。 これを「何とか頑張って覚えていなければ」と思ってみても無理なものは無理なのです。 だから、自分はすぐに忘れてしまうという前提での対処が必要です。 具体的によくありがちなのが誰かと何か先の約束をしたときにメモを取らなかったせいで約束したこと自体を忘れてしまうとかです。 なので自分なりの対処として約束した瞬間にスケジュール帳に確実に書き込むというのを意識しています。 とは言えそれも100%ではありません。 ついつい他のことを優先してしまい気が付くとスケジュール帳に書き込むことそのものを忘れていたりもします…(^_^;) だからこそチームで協業する場合にそういう部分を補い合うという視点がとても大事になってきます。 具体的に言えば相手が私のようにすぐに忘れてしまうというタイプだった場合、何か約束した際に「今すぐメモしてね!」などと促すとか、約束の直前になったらリマインドを掛けてあげるとかです。 私自身は基本一人で仕事をしているのでそのような仕組みを持っているわけではありませんが、一つ意識しているのは自分が忘れっぽい人間であることを近しい人たちには自己開示しておくということです。 すると、何かしらやらかしたとしても「知識さんだから仕方ない」と許してもらいやすくなります。 もちろんそれにただ甘えればいいということではありませんが、誰しも苦手なことはある訳なので、そういうところを許し合うというのがチームで協業していく上でも大事なことだと思うのです。 今回の研修でもその種のお話しをさせていただきました。 元々お互いのコミュニケーションが良く取れている職場だとお見受けしたので、これからもっともっと良い感じになっていくだろうなと感じました。ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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