怒りの奥にある本当の感情を知る
価値観の違いを乗り越えて他者との良好なコミュニケーションを取るには、アサーティブなコミュニケーションを心がけることが大切です。アサーティブなコミュニケーションとは、自他ともに尊重しているコミュニケーション。
他者尊重は、自己尊重があってこそ。
その意味でまず大事にすべきは自分。
特に自分の感情を大切にし、尊重することが大事です。
感情を大切に扱う以前に必要なのは、自分の本当の感情に気づくこと。
「感情なんて自分のものなんだからわかっているよ!」
と思われるかもしれませんが、実は多くの方が自分の本当の感情に気づいていないのです。
よく言われるように怒りとは二次感情であり、その奥には別の感情(一次感情)が潜んでいます。
一次感情はすぐに二次感情に切り替わってしまうため、自分でも本当の感情=一次感情に気づきにくいのです。
例えば、大切な人と待ち合わせをしていて相手が約束の時間に大幅に遅れてやってきたとき、少なくない人がそういう場面で怒りの感情を持つでしょう。
そういう場面での本当の感情(一次感情)とは何かというと「ひょっとして事故にでもあったのではないか?」と大きな不安を感じているとか、自分のことをないがしろにされた(大切に扱われなかった)との寂しさを感じているとかです。
アサーティブでは、そういった自分の本当の感情(一次感情)を伝えることを大切にしています。
それは二次感情で伝えてしまうと誤った事実が伝わってしまうからです。
例えば、
「何で約束した時間を守らないんだよ。連絡くらいしろよ!いい加減なやつだな」
と伝えるのと
「事故にでも遭ったんじゃないかと思って心配したよ。遅れるなら連絡くれると安心できるんだけど…」
と伝えるのとどちらが望ましいでしょうか?
後者が本当の気持ちならば、それを素直に伝えた方が相手も受け取りやすいし、伝わる確率も上がりますよね。
では、どうやって自分の本当の感情に気づくか?
そこにも自分の価値観が反映されています。
他者の振舞いに対しネガティブな感情が湧いたときは、必ず自分の大切にしているものをないがしろにされたり踏みにじられたりしたように感じているはずです。
そこにヒントが隠れているのです。
それは、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)の資質から見ていくことで割と見えてきやすいものです。
例えば私の場合だと、相手が連絡もなく大幅に遅刻してきたとすると、特に「責任感」と「自我」が反応します。
「責任感」的には他者に対して誠実に振る舞うことを大切にしているので、大幅な遅刻という行為を不誠実だとみなします。
そして「自我」的には自分を大切に扱って欲しいとの欲求もあるので、自分に対してそういう不誠実な対応を取られることで自分を蔑ろにされたように感じてしまうのです。
それが、寂しいとか、悲しいとか、むなしいとかの一次感情につながります。
こんなふうに、ネガティブな感情を自分が何を大切にしているからそうなるのかという観点で見ていくことで、自分の本当の感情に気づきやすくなります。
「人間関係改善と自己実現のための講座」においては、まずは、参加者の方お一人おひとりの事例とクリフトンストレングス®の資質とを照らし、その方がその場面で抱いていたであろう本当の感情を明らかにするお手伝いをしていきます。
自分の本当の感情に気づくことでそれを相手に伝えるのか伝えないのかの選択ができるようになりますし、自分で自分の感情をマネジメントしやすくもなります。
詳細は、以下より。
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