何を言っても否定されない場づくり
先日は、国の出先機関の職員の皆さまへのストレングスファインダー®研修でした。 割と若手の方が多かったのですが、お一人おひとりにプロファイリングを提供した後の会話において割と率直に、明確に自分の感じたことを述べ、そして疑問に感じたことを言ってくれたのが印象的でした。 どなたの話しを聞いてもそんな感じだったので、普段の職場でもそういうコミュニケーションが成り立っているのだと感じました。 グループワークに入っても年次に関係なく、相手の良いと思ったところは素直に口にされていて素晴らしいなぁと思いました。 ここは常に鶏が先か卵が先かの議論になってしまうのですが、ストレングスファインダー®を導入することで人の多様性を理解し、お互いを尊重し合うコミュニケーションのあり方が醸成されるというのはあると思います。 それでも、そもそもコミュニケーションの量、質の足りていない職場に導入するよりは、既にできあがっている職場に導入する方がはるかに効果的であるのは自明です。 良質なコミュニケーションの成り立っていない職場では、ストレングスファインダー®研修を実施しても強みに目を向けるという意識がすぐに希薄になる可能性も高いと思います。 自分の経験上、職場のコミュニケーションを活性化する上で上司の担う役割はとても大きいと思います。 上司、管理職が部下一人ひとりを尊重しその声に耳を傾けているか。 かつてダメダメ上司だった私だからこそ実感しています。 何を言ったとしても少なくとも真っ向から否定されることなく聴いてもらえる。 そういう環境の中でこそ、一人ひとりが自発的に考え、動くようになります。 より立場が上の人こそそういう場作りを率先してやっていく必要があります。 それができるようになるためには、自分の考え方が常に正しい訳ではないことに気づく必要があります。 より正確に言えば、すでに気づいているはずのそのことを素直に受け入れることが必要です。 自分の価値観が絶対的に正しいものとしてこだわり続ける限り(それを証明することにこだわり続ける限り)、異なる価値観をベースとした話しは受け入れることができません。 その意味で理想的にはまずマネジメント層がストレングスファインダー®で多様性を理解し、コーチングマインドを手にいれることが大事なんだと思います。 私自身、自分の経験も活かしながら、そういう場を大切に作っていきたいと思います。
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