「調和性」の思考の縛りを緩める
「調和性」がうまく使えていない時には、悪い意味で何かとブレーキが掛かってしまいます。 「調和性」は、物事を現実的に前に進ませていくことが得意な資質です。 そのために、特にチームで何かを進めていく際には全体で合意を取りながら進めていくことを大切にしています。 一方その裏返しで誰かと対立してしまうことに強い抵抗感が出てしまうのが弱みにつながり易い部分です。 だから、例え自分がやりたいことがあったとしてもそれをやることで他の人がどう反応するかが気になってしまい、実行を躊躇してしまうということが起こりがちです。 誰にも迷惑が掛からぬよう配慮できるところが強みである一方、必要以上にブレーキを掛けてしまうとしたらその部分は弱みです。 なので、ここでもその思考の枠=縛りを緩めるためには、普段であればやらないことを思い切ってやってみるということです。 「これやると、他の人はどう思うだろう?」 と躊躇してしまうことをやってみるということです。 きっとむちゃくちゃビビると思いますし、怖いと思います。 なぜならば、「調和性」を上位に持つ人は、一旦誰かと対立してしまうとそれを修復することをとても難しく感じてしまうからです。 逆に言えば、だからこそ上で書いたことに挑戦する意味があるのです。 なぜならば、それをやってみることで二つの気づきを得る可能性があるからです。 一つには、自分が思うほど他の人は自分の意見ややりたいことに否定的な反応を示す訳ではないということ。 もう一つは、そこで意見が対立したからといってその相手との関係性に大きな変化があるわけではないということです。 ここでも一つ頭に置いておく必要があるのは、「調和性」を上位に持つ人は全体から見たら圧倒的少数であるということ。 すなわち、対立を忌み嫌う人は世の中全体から見たらそんなには多くはいないということ。 もちろん、「調和性」が高くない人が対立を好むという意味ではありません。 ただ、意見の対立があったからといってそれがただちにその人との関係性に影響するとの感覚は有していないということです。 この事実を理解しておくと「皆がどう思うだろう?」と不安になることへの挑戦もし易くなると思います。 そしてこういうチャレンジも、やはりスモールステップを重ねていくことが大事だと思います。 怖いと思っていることにチャレンジを続けていくことで、ある意味“慣れ”も出てきます。 例え“けが”をしたとしても自分が思っていたほどの大けがではないことの方が多いと思いますし、そのうちかすり傷程度では痛みも感じなくなると思います。 そうやって、少しずつ少しずつ思考の枠や縛りを外側に広げていくイメージです。 その枠や縛りが広がれば広がるほど生きやすくなると思います。 キーワードは自己本位ですかね。 自己本位についてはそのうち別途書いてみたいと思います。
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