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ストレングスファインダー®の資質「信念」の軸となる価値観を明確にする

今日は、「信念」の扱い方について書いてみます。

例によってこれが絶対ということではなく、あくまで私なりの考え方です。

「信念」の軸となる価値観を明確にする


先日のストレングスコーチ仲間との勉強会においては、私の中でも新たな気づきがありました。

それも私なりに噛み砕き解釈してお伝えします。

まず、前回書いたように「信念」という資質が持っている価値観は、普遍的なものです。

ある意味、人としてこうあるべきとの行動規範のようなものを持っています。

まず必要なのは、その自分が大切にしている価値観を明確にし、言語化していくことだと思います。

「信念」を上位に持つ人には、意外とこれが出来ていない人が多い印象です。

なぜならば、自分の持っている「こうあるべき」というのは、自分にとってはごく当たり前のことであるからです。

そして、そうである以上、その「こうあるべき」は、他の誰もが同じように持っているはずだと思い込んでいるからです。

つまり、わざわざ言語化する必要もない。

しかしながら、実際にはそうではない、つまり自分の価値観をそのまま共有できる人は、むしろ圧倒的に少数派なのです。

だから、まずは自分の価値観が他の人とどう違うのか、どうずれているのかを自覚することが必要です。

その際に、これまで私がお勧めしてきたのが、自分がどういう時に激しい怒りを覚えるか、そして、それは何がそうさせているのかをみていくことです。

なぜならば、「信念」上位の人は自分の価値観に照らして“間違っている”他者の言動や、何らかの物事そのものに激しい怒りを覚えることがあるからです。

先日の勉強会においては、ある方が「あなたが誇りにしていることは何ですか?」というような質問も効果的との話しをされていて、「なるほど!」と思いました。

その方が、よりポジティブですよね。

今度使ってみよう!

いずれにしても、まずは自分の譲れない価値観を明確にすることで何が起こるかと言えば、自分の“軸”が明確になる感覚を得ることだと思います。

これは、実際に自分のクライアントさんを見ていて感じることです。

何というか、自分の足でしっかりと立っていてブレない感じですね。

そして、それ以降のアプローチが「責任感」とは異なります(と考えています)。

「責任感」の場合は、自分なりの「こうあるべき」を少し緩めることが可能だし、その方向に行くのが望ましいと思っています。

しかしながら「信念」の場合は、その価値観が普遍的なものであるだけに、緩めるという概念を適用するのは難しいと考えているからです。

言い換えれば、自分の軸となる価値観をそのまま大切にしたまま、その上で可能な限り他者と軋轢を生まないように対処していくことが大切だと思っているということです。

その意味で最も望ましいことは、自分の身の回りを自分の大切にしている価値観を犯さない人で固めること。

具体的には、自分の価値観に沿う理念を持ち、そしてそれを共有している人たちの働く会社を職場として選ぶとかです。

とは言え、これはそうそう簡単なことではありませんよね。

現実的には、自分の身の回りを自分と価値観を共有する人たちだけで固めるのは多くの場合不可能なので、今度はそれを前提としてどう価値観の異なる人たちと関わっていくかです。

そこでも必要なのは、自分と自分を取り巻く状況を視野広く俯瞰してみることです。

それが出来ていれば、例え自分の価値観に沿わない出来事が目の前で起こったとしても、

「ここで反応することが、自分の価値観に沿う世の中を実現することに本当につながるだろうか?」

と、冷静に判断することが出来るのではないかと思います。

自分が本当に大切にすべきことを絞り込み、ある意味取るに足らないことにまで逐一反応しないように自分をマネジメントすることです。

自分の中に確固たる芯が通っていれば、ある意味少々のノイズなど気にならないのではないかと思うのです。

その意味でも、繰り返し自分が何を大切にし、何を目指しているのかを言語化し、明確にすることが大切だと思います。

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