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ストレングスファインダー®で違いを受け入れたその先にあるもの

5月から始めたストレングスファインダー®徹底活用講座の第一期も、今月ですべての講座を終了します。

資質の組み合わせは、動機付けから理解する


なにぶん私が「最上志向®」ゆえ、かなーり高いレベルを求めてしまい(^_^;)、受講者の皆さんは大変だったと思いますが、開始当初と比べれば各自大きく成長されたと思います。

この講座の肝は、資質の組み合わせによる傾向を読み解くことです。

いわゆるプロファイリングです。

私自身がどのようにそれをやっているかと言えば、一つひとつの資質を自分の中に取り込んでみるという感じです。

自分の中に取り込んでみるということを言い換えると、その資質なりの動機付けを理解するということです。

自分にない資質を持つ人の振る舞いは理解できなくとも、そうしてしまう動機付けがわかれば、同意は出来ずとも“なぜそうなるのか”はわかります。

例えば私の持つ「適応性®」であれば、なぜ行き当たりばったりになってしまうかと言えば、未来のことを今決めても仕方ないとの感覚なので、今に集中してしまうからです。

逆に言えば、常にこの先はどうなるかわからないという感覚なので、予期しなかったことが起こっても、過度に慌てることはありません。

組み合わせを見ていくということは、こういう動機付けの部分を理解し、そしてそれを掛け合わせていくことを意味します。

例えば「回復志向®」の人であれば、問題があるのは当たり前であり、問題があったらそれを解消すれば良いとの感覚が何となくあると思います。

この感覚と、今起こったことに対応していく「適応性®」との組み合わせは、必然的に緊急のトラブルに強いという強みにつながります。

しかも、「回復志向®」は、実行力でもあるので、ひとたび問題に直面すればそれが解消するまで動き続けます。

逆に言えば、「適応性®」だけだと、ある意味その場限りの対応になる訳です。

こんな風にそれぞれの資質の動機付けを理解していけば、誰でもある程度資質の組み合わせでどうなるかを想像することが出来るようになります。

いずれにしてもだから大事なのは、一つひとつの資質の振る舞いの特徴を知るだけでなくなぜそうなるのかの動機付けをしっかりと理解することです。

他者理解のその先にあるもの


それを前提としてこれまでプロファイリングを続けてきて、それをそのままクライアントさんのために活かし貢献してきたのと同時に、自分自身にも良い意味での変化が起こりました。

それは、本当の意味で人の多様性を受け入れられるようになってきたということです。

もちろん、どれだけ理解を深めたとしても、100%他者の気持ちがわかるわけではないし、わかったつもりになるのも違うと思います。

それでも、以前の自分の価値観だけで世界を見ていた頃と比べれば、今が全然違う感覚でいるのも事実です。

そして何より素晴らしいのは、ストレングスファインダー®というツールを介しての他者理解は強み目線だということ。

すなわち、どんなに自分と違う人であってもそこにはその違いを尊重する目線があるということです。

違いを受け入れるだけでなく、皆それぞれに違うことそのものが素晴らしいことだと思えることです。

皆さんも、ストレングスファインダー®の深い学びを通してそういう境地を拓いていきませんか?
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